2.東京卍會潰し ※時間軸狂ってたので改善 ページ4
花桐SIDE
私たちは次潰す不良グループについて話し合いをしていた。特にどこを潰すとかは決まってないけど、さっちゃんがどうやら言いたいことがあるみたい。
胡「次潰すのは東京卍會がいい」
「理由は?」
胡「一つ、東卍が最近大きくなってきているということ。二つ、副総長である龍宮寺堅が抗争によって致命傷を受けているということ」
なるほど。確かに最近東卍が力を付けてきていると噂に聞いたことがある、そして総長の佐野万次郎は元黒龍の総長佐野真一郎の弟。喧嘩の腕っぷしはかなり…。
私とタイマンはっていい所、私の方が体力ないし長期戦になったら多分負ける。一発で決めるつもりでいかないとね。
「わかったわ。…今回は東京卍會を潰す、それでいい?」
葵「異議なーし」
華「あぁ」
枳「…どっちでも」
椿「Aちゃんが良いなら」
特に異論は無し、と…。あまり抗争に積極的な子じゃないけど、私がやると言ったら何も言わないで潰してくれる。つまり自主性がないってこと。何も言わなかったら何もしないと思う。…あ、桔梗と紫苑は別ね。その二人は喧嘩大好きだから。
「それじゃあ作戦を決めようか」
華「毎回思うけど、そんな慎重に作戦立てなくても俺たちなら大丈夫なんじゃないか?」
「いいえ、私たちはみんなそこまで力が強いとか喧嘩に特化している訳じゃない。私たちの力は頭脳、勝てない相手に頭脳戦を持ち込んで勝つ。それが羅賦良簾」
華「まぁ…やれるならどっちでもいいんだけどさ」
紫苑も頭いいのに喧嘩となるとすぐ脳筋になっちゃうんだから…。さっちゃんみたいにどんな時でも冷静に相手を見てやれたらいいのに。さっちゃんより強いけど…。
胡「俺がスパイとして東卍の潜り込むのが良いと思う」
「スパイね…。確かに私たちはあまり東卍のことを知らないし情報をを手に入れるためならスパイを送ることが手っ取り早いわ。みんなはどう思う?」
葵「良いと思うけど、どれぐらいの期間にする?」
「そうね〜。抗争を9月上旬にしたいから、約3週間ぐらいかな」
結構な長さだからバレないようにうまく潜り込まなければいけないけどさっちゃんだから大丈夫そうね。これがすいちゃんとかだったら喋らな過ぎて怪しまれちゃいそうだわ…。
「さっちゃん、明日から東卍に行って」
華「明日!?早くねぇ?」
「情報はさっさと収集できた方が良い。…さっちゃん、いいよね?」
胡「勿論。今日にでも行けるよ」
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年9月19日 20時