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鶴蝶SIDE
マ「…いや、少し違うな。なんで付き合えた」
竜「それは…」
竜胆は言うのを躊躇った。
竜「…ほぼ俺が無理やり付き合わせた」
マ「…ほぼ？」
竜「アイツは俺と付き合う代わりに“好き”を教えて欲しいと頼んだ…。自分は誰かを好きになったことがないと。知った後でも俺のことが好きだと思えなかったら別れる、そう言っていた」
…白橋らしい答えだな。容赦なく切り捨てるつもりが、逆に自分から竜胆を離せなくなったのか。
マ「梵天は巨大犯罪組織と言われているのを…忘れてないよな？」
竜「勿論だ」
マ「プライベートの行動は出来る限り静かに、誰にも見つからないようにしろと…何度も言い利かせたはずだ。お前の行動に非がある、今回のことはそうとしか言えない」
竜「…ッ…、わかってっから…そんなこと。俺のせいで、アイツも…アイツの宝物も…壊しちまいそうになった。もう…アイツには近づかな…、…ッ！」
…マイキーの蹴りがさく裂した。綺麗に首に入って竜胆は苦しそうな呻き声を上げた。よく意識飛ばなかったな…、竜胆。
マ「…Aが好きなんだろ？」
竜「もう…諦めるしかねぇんだよ。…グっ…！！」
容赦なくマイキーは竜胆を蹴り飛ばし、胸ぐらを掴んでいる。
…乱暴ではあるが、多分これはマイキーなりの優しさだろう。マイキーは普通の女なんかのためにこんなことをする人間ではない。
マ「好きかどうかを聞いてんだ」
竜「…好きに決まってんだろ」
その答えを聞いて、ようやく胸ぐらを離した。竜胆は咳き込んで明司が背中を擦っている。
マ「九井。望月を呼んでこい」
九「…今、多分仕事中だから来れないと思う」
マ「構わねぇ、呼べ」
九「アイツ怒るだろうな」
マイキーの理不尽に九井は負け、渋々電話をかけた。九井が説明した後、電話越しでも一字一句鮮明に聞き取れるほどの声がした。望月の怒鳴り声か…。
九「一応来るらしい」
そういえば、蘭と三途は呼ばないのか。まぁ、三途は白橋を嫌っているみたいだし、蘭は白橋に嫌われているからな。
１０分ぐらい経って望月が帰ってきた。こめかみには血管が浮き出ている。
望「仕事中に呼び出すな、九井」
九「マイキーに言え、俺のせいじゃない」
マ「望月、他に仕事が入った」
望「他の仕事？んなの、この仕事が終わってから呼び出せばいいじゃねぇか…。で、他の仕事ってなんだ」
マ「この店を監視しろ」
なるほどな、白橋の店を監視させるのか。
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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます！三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです！これからも頑張りますね！ (2022年11月18日 15時) (
レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます！(おめでとう…なのか？)いつも楽しく読ませていただいてます！！三ツ谷くん出てくるんですね！今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください！！ (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suffron* | 作成日時：2022年11月17日 23時
