ウェディング ※時間軸ミスによる訂正有り ページ2
白橋SIDE
「もしもし」
?『はい、三ツ谷です』
「お久しぶりです、三ツ谷さん。白橋です、夜遅くに電話をかけてしまってすみません」
隆『あぁ!白橋か!こんな時間にどうした?』
三ツ谷隆こと、三ツ谷さん。デザイナーとしての腕は申し分なく、私の見習い時代に色々お世話になった人。
「少し困ったことが起きてしまって…、三ツ谷さんの助けが必要なんです。三ツ谷さん、確かウェディングドレス作れますよね?」
隆『あ〜、作れっけど…。なんでウェディングドレス…?白橋の店スーツ専門店だよな?』
「そうなんですけど…。頼まれたら断れなくて…。来週予定のない日とかありますか?」
隆『来週は特に仕事がないからいつでも行ける。でも白橋は来週ずっと仕事だし、大丈夫なのか?』
まぁ…時間はない。仕事の合間を縫って三ツ谷さんに手伝ってもらうしかない、時間の許す限り手伝ってもらうつもり。
「時間は作ります。店を開けている日でもずっとお客さんがいるわけではないので」
隆『わかった。来週の月曜から始めるか」
「…!ありがとうございます!三ツ谷さんがいれば百人力です!」
隆『そう言ってもらえて俺も嬉しいよ。それじゃあ、来週の月曜日。開店と同時に行くわ』
「わかりました。お待ちしておりますね。では、失礼します」
私は受話器を置いて、静かに心の中でガッツポーズを作った。あまり詳細を言わなくても受け入れてくれたのは本当にありがたい…、三ツ谷さん優しすぎる…!
三ツ谷さんが持っているドレスに関しての知識は私と比べ物にならない。私もデザインは出来るけど、生地やフリルの付け方とかは三ツ谷さんの方が出来る。早めに作り上げて結婚式までによりよいものを作りたい。
よし、少し今時間あるしドレスのデザインを考えておこう。まずはドレスの種類だよね、ウェディングドレスと言っても色々な形があるから…。それにあの人たちがどんなところでどんな式を挙げるのかも聞かないといけない。神社じゃないのは確かだけど…。
…待って、連絡先聞いてない。あれ…これ致命傷じゃない?
うん、致命傷だけど何とかしよう。まずはあの人に似合うドレスを考える、それから式の内容を聞いて変えていく。
あの人に似合うドレス。骨格は多分ウェーブに近い…、手が小さくて体が全体的に薄い。華奢な体型だから、スカートのボリュームを少し大きくしたいな。紫を主張しすぎると華奢な体がさらに目立ってしまうし…。
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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます!三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです!これからも頑張りますね! (2022年11月18日 15時) (レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます!(おめでとう…なのか?)いつも楽しく読ませていただいてます!!三ツ谷くん出てくるんですね!今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください!! (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年11月17日 23時