22話 ページ22
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前半の回が終了し、
30分の休憩時間になった。
お手洗いに行こうかなと席を立ったとき、
スマホに着信が入る。
「拓実？」
川西『あ、もしもし？今どこ？』
「どこってダンスフェスティバル…」
川西『それは知ってる。会場のどこらへん？』
「え！来てくれてたの？！」
川西『行くって言ってたやん』
「私怪我したし来ないのかなって…」
ってことは蓮くんのダンス見れてないのかな。
あ、でも前半の最後の方だったから
別の場所から見てたのかも。
席から外れて出入り口の方に向かうと
何やら人だかりができているのを見つけた。
「…ふふふ、なんであんた女の子に囲まれてんの」
川西『え、見えとる?!ちょ、笑ってないで助けてよ』
きょろきょろと辺りを見渡し始めた拓実が私を見つけると
「すいません」って謝りながらこちらに駆け寄ってきた。
お姉さん方がつまんなそうに睨んでくる。
ふふーんだ。
かわいい弟は渡さないんだからね。
「練習お疲れ様。迷わず来れた？」
川西「うんなんとか。席ってもう空いてない？」
「私の周りはかろうじて空いてたから、荷物置きに行こっか」
川西「ありがと。足は？」
「テーピングがっちりしてるから平気」
席の方に戻ると與那城先生が
ホットドックを2つ持って待ってくれていた。
拓実に気づくと不思議そうに目を瞬かせてる。
人見知りの拓実はおずおずとした様子になってしまった。
「弟の拓実です。拓実、こっちは私の足見てくれてる與那城先生ね」
川西「姉がお世話になってます…」
與那城「あぁいえいえ。こちらこそ」
「ところで私の尿意が限界越えそうなのでお手洗い行ってきます」
與那城「あはは、行ってらっしゃい」
早々に席を離れる私を拓実が「なんで！」って目で見てきたけど
お姉ちゃんも色々我慢してるんだ。ごめんね。
観客席用のトイレはかなり混んでいたので
私は関係者席の方のトイレに向かった。
川尻「Aちゃんっ」
「蓮くん！槍角さん！」
無事にお手洗いを済ませて外に出ると、
偶然にも蓮くんとばったり。
槍角さんも一緒だ。
蓮くんはにこにこと笑ったまま
「見とってくれた？」って聞いてくるので
「めっちゃかっこよかったです」と答えれば
とても嬉しそうに目を細めてくれて。
その笑顔にキュンと鳴る心臓。
槍角さんは「バカップルが」とため息をこぼしてた。
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Shiu(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…！最近ようやく私生活が落ち着き、他作品から完結に向けてお話を進めています。こちらのお話もきちんとした形に終わるよう更新する所存です、もし良ければお待ちいただけると幸いです…！ (4月10日 21時) (
レス) @page29 id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 感情移入して泣きそうになりました…更新楽しみにしてます… (10月1日 3時) (レス) @page29 id: 69b32d86ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ななしさん» こんばんは！暖かくやさしいコメントをありがとうございます…！終盤直前で停止させてしまってすいません(；-；)完結させたい気持ちはとてもあります！また楽しく読んでいただけるようがんばります!!励みになりました、ありがとうございます！ (6月21日 19時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - コメント失礼します。主人公の性格も蓮くんも人間らしくて素敵で、読んでいて落ち着く(表現変かもしれません)お話でした⋯！更新まったり楽しみにしています✨ (2022年6月20日 15時) (レス) @page29 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ^^さん» コメントありがとうございます！数少ない小説の中から見つけて下さりありがとうございます(*´-`*)妄想空想こじらせた小説ですが、実際の蓮くんはもっとかっこよくて魅力的な方です…！ぜひ堕ちましょう💓💞更新頑張ります！ (2022年6月9日 5時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月8日 2時
