3話 ページ3
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今日は履修登録とガイダンスを受けて終わりだった。
来週から本格的に授業が始まるようで、
今は大学に慣れる期間らしい。
サユ「A授業なに入れんの？」
ガイダンスが終わり、
筆箱にペン類を戻していると
この子は学籍番号が隣でしょっちゅう近くに
座ってたことから仲良くなった友達。
大学生ギャルって感じの見た目で
金髪に短パンと見た目が派手だけど
話してみるとしっかりしてるとてもいい子。
本人いわく「大学デビューした」らしいけど。
「とりあえず必修は受けるじゃん。
あとは履修必須をひたすら埋めてく」
サユ「やっぱそうなるよね。
一年生のうちに全休作るのは難しいかぁ」
「5限が2日あるのしんどい」
サユ「わかる〜」
私よりも早く用意を済ませたサユが
「サークルもう決めた？」と聞いてきた。
「ダンスサークルかな」
サユ「ダンス？へー意外。やってたんだ」
「ううん。初めて」
サユ「え?!めっちゃ勇気あるね」
「そう？でもダンスとか体育でやってたし、
そんな苦手じゃなかったから」
サユ「てかなんでダンスなの？」
「なんとなく？」
大きい教室から出ると、
どうやら次にこの部屋で授業があるみたいで
人混みが外で待っていた。
その中に見覚えのある銀髪。
「あ」
声をかけようか悩む隙もなく
川尻さんも私に気づいてくれた。
あ！みたいに口を開けて、
傍に居たお友達に何か声をかけてから
私の方に駆け寄ってくる。
川尻「やっほー！ガイダンスだったん？」
「そうです。これから授業ですか？」
川尻「そぉー。必修のやつなんよ」
川尻さんはサユに気づいて「お友達？」と首を傾げる。
そうです、と答えれば「川尻蓮です」と律儀に挨拶。
川尻「今日新歓あるんやけど…どぉ？」
「行っていいんですか？」
川尻「良いに決まっとぉ！5号館の2階ってわかる？」
「あれですよね」
サユ「あれ2号館じゃなかったっけ」
川尻「あそこは3号館ね。建物多いけん迷うのわかる」
でもちょっと心配だなぁ…と呟く川尻さん。
探偵が事件の真相に気づいたときのように
ぴん！と人差し指を立てて私の方を振り返った。
川尻「じゃぁ4限のあとここに待ち合わせしよう！」
「え、いいんですか！」
川尻「先輩に任せなさい！」
「せんぱーい！」
ノリに合わせてはしゃげば
んははっと大きく口を開けて笑ってくれた。
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Shiu(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…！最近ようやく私生活が落ち着き、他作品から完結に向けてお話を進めています。こちらのお話もきちんとした形に終わるよう更新する所存です、もし良ければお待ちいただけると幸いです…！ (4月10日 21時) (
レス) @page29 id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 感情移入して泣きそうになりました…更新楽しみにしてます… (10月1日 3時) (レス) @page29 id: 69b32d86ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ななしさん» こんばんは！暖かくやさしいコメントをありがとうございます…！終盤直前で停止させてしまってすいません(；-；)完結させたい気持ちはとてもあります！また楽しく読んでいただけるようがんばります!!励みになりました、ありがとうございます！ (6月21日 19時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - コメント失礼します。主人公の性格も蓮くんも人間らしくて素敵で、読んでいて落ち着く(表現変かもしれません)お話でした⋯！更新まったり楽しみにしています✨ (2022年6月20日 15時) (レス) @page29 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ^^さん» コメントありがとうございます！数少ない小説の中から見つけて下さりありがとうございます(*´-`*)妄想空想こじらせた小説ですが、実際の蓮くんはもっとかっこよくて魅力的な方です…！ぜひ堕ちましょう💓💞更新頑張ります！ (2022年6月9日 5時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月8日 2時
