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 禪院 視点


禪院
( " 帳 " が下りてるのに呪いの数が少ない… )


禪院
( いや、いるのに襲ってこない。 )


禪院
( 乙骨(コイツ)がいるからか…? )


禪院
「 おい 」


乙骨
「 はい!?? 」


禪院
「 オマエ、何級だよ。 」


乙骨
「 え? 」


禪院
「 呪術師には一から四の階級があるんだよ。 」


乙骨
「 でも僕呪術高専来たばっかだし… 」


乙骨
「 そんなんないんじゃ… 」


禪院
「 あーもういい、学生証見せろ、
 バカ目隠し(五条)から貰ったろ。 」


乙骨
「 … バカ目隠し…


乙骨
「 はいどうぞ、 」


禪院
「 ま、前歴なしで入学なら四級… 」


禪院
「 …! 」


禪院
( 特級!? )


禪院
( 特級って…一級の更に上だろ、
 こんなん冗談でしか聞かねーレベルだろ!! )


乙骨
「 禪院さん! 」


乙骨
「 禪院さん!! 」


禪院
「 …っ! 」


乙骨
「 後ろ… 」


 乙骨 視点


 気がついたら僕たちは空中に飛ばされていた。

 
禪院
「 くそっ!!! 」


禪院
「 無駄にでけぇな!!! 」


 そしてなす術なく僕たちは呪霊に食べられてしまった。










呪霊
『 ごちごちごちごち、ごちそぉさまぁあああん 』










禪院
「 くそ!!呪具落とした!! 」


乙骨
「 …、 」


 どうやら気絶していたようだ。


禪院
「 出せゴラァ!! 」


乙骨
「 ここは? 」


禪院
「 あの呪いの腹の中だよ。
 こんくらいで気絶してんじゃねー 」


乙骨
「 っことは食べられたの?? 」


禪院
「 そうだ、てめぇ呪いに守られてんじゃねーのかよ!! 」


乙骨
「 里香ちゃんがいつ出てくるか僕もよく分からないんだ!!
 それよりもどうするの!?? 」


禪院
「 時間がきて " 帳 " が上がれば助けがくる、
 恥だ、クソ!!! 」






「 助けて ___ 」





禪院
「 あ? 」


乙骨
「 ? 」


 僕と禪院さんが声のした方を向くと、
 男の子が二人いた。





 

" 子供が呪いに拐われたってことですか? "





 
" そ、今んとこ二人 "






乙骨
「 良かった、生きてた… 」


禪院
「 よくねぇよ、ちゃんと見ろ 」


乙骨
「 ! 」


禪院
「 デカい方も完全に呪いにあてられてる、
 二人共いつ死んでもおかしくねぇ。 」


乙骨
「 そんな!!どうすれば…!! 」


禪院
「 どうにも!!助けを待つしかねぇよ!! 」

 _→←拝啓 呪具使いのクラスメイトへ



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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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