検索窓
今日:55 hit、昨日:54 hit、合計:10,837 hit

 _ ページ41

 A 視点


五条
「 ____ 一人、面倒くさそうな奴がいるな 」


A
「 … ( 俺を落としたのはあいつか… ) 」










 視点 なし


 新宿を見渡せるようにビルの屋上に立つ二人の人影、


 夏油一派のミゲルと菅田だ。


ミゲル
「 成程、アノ包帯カ 」


菅田
「 えぇ、他は私たちで引き受けます 」


菅田
「 何度も言いますが ____ 」


ミゲル
「 分カッテル、俺ラハ足止メデショ 」





ミゲル
「 ノラリクラリ、夏油ノ仕事ガ終ワルマデ遊ビマショ 」










 数十分前 ____


夏油
「 お互い本気で殺り合ったら、
 こっちの勝率は三割ってとこかな。 」


夏油
「 呪術連まで出てきたら二割にも満たないだろうね。 」


夏油
「 だがそのなけなしの勝率を九割九分まで引き上げる手段が
 一つだけあるんだよ。 」


夏油
「 乙骨憂太を殺して特級過呪怨霊折本里香を手に入れる。 」


夏油
「 学生時代の(ブラフ)をまだ信じているとは
 めでたい連中だ。 」


夏油
「 主従制約があろうとなかろうと首を私とすげ替えてしまえば
 呪いなんていくらでも取り込めるんだよ。 」


夏油
「 勝率の高い戦で高専が乙骨というカードをきることはない
 下手を打てば嘘も味方も全滅だからね。 」


夏油
「 百鬼夜行の真の目的は乙骨を孤立無縁に追い込むこと 」


夏油
「 さぁ、新時代の幕開けだ。 」


 夏油の通った道には、血を流した高専関係者が倒れていた。










 高専 一年教室 ____


乙骨
「 なーんか、とんでもないことになっちゃったなー 」


 ぼー、と一人教室に乙骨がいる。

 そんな中、ガラ、と教室の引き戸を開けて禪院が入ってきた。


乙骨
「 真希さん 」


禪院
「 何してんだ、今週は休講だろ 」


乙骨
「 いやなんか落ち着かなくて…寮の人たちも全然いないし、 」


禪院
「 二年は前から京都に遠征中だったからな、
 Aは別だけど… 」


禪院
「 棘は三、四年と新宿でバックアップ、
 パンダは学長のお気に入りだからな多分棘と一緒だろ 」


乙骨
「 そっかぁ 」


乙骨
「 … 」


禪院
「 …、 」


禪院
「 聞けよ 」


乙骨
「 えっ!? 」


禪院
「 気になってんだろ、
 なんで私が落ちこぼれか 」


乙骨
「 いや…うん…はい… 」


 夏油が高専を訪れた時に禪院に放った
 " 落ちこぼれ " という言葉だろうか

 _→←拝啓 百鬼夜行、混沌の世界へ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。