拝啓 百鬼夜行、混沌の世界へ ページ40
拝啓 百鬼夜行、混沌の世界へ
＿＿＿＿ 十二月二十四日 百鬼夜行 当日
A 視点
五条
「 A、新宿行くよ
術師たちと
A
「 分かりました、そう言うと思って準備してあります。
先に " 朱雀 " で飛びます。 」
五条
「 ！…流石だね、じゃ、また新宿で落ち合おう 」
A
「 はい、ではまた後で 」
高専の結界外で朱雀を出して新宿に向かった。
A
「 ＿＿＿＿ … 」
A
「 結構いますね…雑魚ですけど 」
夜蛾
「 そうだな、ただ問題なのは夏油の場所と呪詛師の数だ。 」
夜蛾
「 もう少ししたら悟や他の術師も来る。
その前にできるだけ片付けるぞ 」
A
「 はいっ！ 」
移動で使った朱雀をそのまま出し続けて、
新宿のそれなりに高いビルの屋上まで飛んだ。
ある程度新宿を見渡せる所に立ち、術式を展開する。
A
「 " 四神操術 東 青龍 " 」
A
「 " 術式付与 青龍ノ水笛 " 」
刀が透き通ったガラスのような笛に変化する。
A
「 ＿＿＿＿ 」
新宿全体に響くように笛の音色を届ける。
大気中の水が球体になり、自分の意思で操り、呪霊を祓う。
取りこぼしたのは朱雀がまとめて一掃していく。
A
「 …ｯﾁ ( 雑魚が多いな…質より量か…めんど ) 」
A
「 ＿＿＿＿ ！ 」
その時、背中に強い衝撃が走ったかと思えば、
俺はビルから落下していた。
A
( " 朱雀 " ＿＿＿＿ 駄目だ間に合わない、っ…！ )
呪力で身体を纏うが、大怪我は免れないだろう、
そう思った時、
？
「 A！ 」
ヒーローは遅れてくる、というように、
落下していた俺の身体は誰かに受け止められた。
A
「 わっ 」
A
「 五条先生、 」
五条
「 なんなの！もう、僕来てなかったら死んでたよ！？ 」
A
「 いや、俺もびっくり！
助けてくれてありがとうございます、五条先生！ 」
五条
「 いやー、心臓に悪い悪い…
…ここら辺の呪霊Aが片付けてくれたんだよね？ 」
A
「 はい、雑魚でしたので 」
五条
「 最高！流石僕の教え子！ 」
A
「 ！…はいはい、さっさと片付けましょう。 」
五条
「 もー！照れ屋なんだからぁ！ 」
A
「 うるさい！五条先生も働いて下さいよ！ 」
五条
「 はいはーい 」
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年3月25日 20時
