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A 視点
禪院
「 悟にケーキ頼んだのにまだ来てないんだ。 」
A
「 まぁ、五条先生は時間にルーズだからね… ( 笑 ) 」
その時、入った時に閉めた食堂のドアがバン！と開いた。
五条
「 お疲れサマンサ〜！
ってことではいコレ！ 」
五条先生は机の上に白い大きめの箱を置いた。
五条
「 僕がAの誕生日を教えて、計画は一年ズ、
出資は僕！さ、A開けてごらん！ 」
A
「 …！ 」
箱の中には、タルト系のケーキが入っていた。
上には色とりどりのフルーツが盛ってある。
A
( 俺の好きなケーキ… )
五条
「 好きでしょ？タルト
僕ってやっぱ
A
「 …覚えててくれたんですね。 」
五条
「 うん、ちゃんと覚えてるよ。 」
A
「 …っ… 」
パンダ
「 え！A泣いてんじゃん！？ 」
狗巻
「 こ、昆布っ！？ 」
禪院
「 めっずらしー、Aが泣くなんて 」
乙骨
「 せ、先輩…ティッシュ…いりますか？ 」
A
「 ありがと、ほんとに… 」
五条
「 まったくもー！君も術師である以前に学生
僕から見ればまだまだ子供なんだからね？ 」
五条
「 昨日も外で寝てたって聞いてびっくりしたんだからね？
ちゃんと自分を大切にしなさい。 」
五条先生から少しお叱りを受ける。
禪院
「 悟、今日はAの誕生日だぞ
説教は後でいいだろ？ 」
狗巻
「 しゃけ！ 」
五条
「 そーだね！じゃ、ケーキ切り分けるよ？ 」
パンダ
「 おうよ！ 」
五条
「 そーだ、今日は後から恵も来るから！ 」
A
「 久しぶりですね、恵が高専来るのも 」
乙骨
「 僕もまだそんな話してないので楽しみです。 」
五条
「 恵も来年から高専生だからね
慣れさせるのもあるから、その為！ 」
五条先生と話しながら五条先生が切り分けたタルトを一口食べる。
A
「 …美味しい 」
A
「 そういえばこの花、何？ 」
禪院
「 あぁ、スノーフレークっていって
十二月十九日の誕生日花だ。 」 ※ 誕生日花は幾つかあります
パンダ
「 ちょっとゲームっぽかったろ？
花を集めて目的の場所まで行くの 」
A
「 うん、忘れられない誕生日になったよ。 」
俺の言葉を聞いて、その場にいた皆が微笑んだ。
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年3月25日 20時
