検索窓
今日:26 hit、昨日:54 hit、合計:10,808 hit

 _ ページ38

 A 視点










 道場 ____





 屋内道場に到着、


 畳が一面の部屋にポツン、と可哀想に花とメモ帳が残されていた。


A
( …えぇ…、また花とメモ帳…? )


A
( 『 食堂に来るように! 』 )


 次のメモ帳にはおにぎりとパンダのイラストが描かれていた。


A
( …書いたの棘とパンダだな…。 )


A
( 食堂か…、 )


 食堂に行く途中で、家入さんに会った。


A
「 あ、こんにちは家入さん 」


家入
「 やぁ、西園寺
 面白いことをしているな。 」


A
「 あぁ、はい… ( 笑 )
 でも何やってるかさっぱりで…、 」


家入
「 …そうか、まぁ楽しめ(・・・)よ。 」


A
「 ?はい…、 」


 家入さんはクスッと笑って歩いて行った。


A
( " 楽しめ " ?…今日何があるんだろ…、、 )


 手には白い花が三本とメモ帳三枚、


 食堂の入り口はいつもドアが開いているのだが、
 今日は閉まっていた。


A
「 …! ( 憂太たち一年の呪力がする…。 ) 」


 ドアの前にはメモ帳がテープで固定してあった。


A
( 『 ノックしてね! 』 )


A
「 … 」


 一呼吸置いてコンコンと二回ノックする。


A
「 …? 」


 ドアの向こう側からドタバタと音が聞こえる。


A
「 …あ、開けるよ…? 」


 中から棘の 「 しゃけ! 」 という肯定の返事が聞こえた。


 キィ、と音を立ててドアを開けた瞬間、パン!と音が鳴る。


A
「 !? 」


禪院
「 せーの 」










禪院、パンダ
誕生日(・・・)おめでとうA! 」



狗巻
「 ツナマヨ!高菜! 」



乙骨
「 た、誕生日おめでとうございます、A先輩! 」










A
「 え、 」


 素っ頓狂な声が出た。


 パン、という音はどうやらクラッカーの音で
 辺りには紙吹雪が舞っている。


禪院
「 十二月十九日、今日はAの誕生日だろ? 」


乙骨
「 五条先生から聞きました 」


A
「 …今日、俺の誕生日…だったわ、 」


 「 忘れてた 」 と言うと、一年ズから驚きの声が上がった。


禪院
「 忙しいと自分の誕生日も忘れるのか、、 」


パンダ
「 いや、お疲れだなA… 」


狗巻
「 しゃけ 」


乙骨
「 先輩は取り敢えず、座って下さい! 」


A
「 え、あ、うんっ…! 」


 憂太と棘に背中を押されて、食堂の椅子を引いて座った。

 _→←拝啓 自分を大切にしない先輩へ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。