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A 視点
A
「 …俺に五条先生と夏油傑の関係は今、元同期だったことしか
分からないです 」
A
「 そっちの事情なんて分からない、
だけど向こうが人を傷つけるのであれば殺さなくちゃいけない。 」
A
「 そう教えてくれたのは、五条先生ですよ。 」
五条
「 …そうだね、 」
A
「 部外者がしゃしゃり過ぎました、
…部屋に戻ります。 」
五条
「 A 」
A
「 …なんですか 」
五条
「 …ありがとね。 」
A
「 …ゆっくり休んで下さいね。 」
いちごミルクを片手にその場を去った。
A
( …かつての親友、ね…。 )
A
( …五条先生まで " そっち側 " に行かないで下さいよ。 )
A
「 … 」
A
「 甘…、 」
やっぱりいちごミルクは自分に合わないくらい甘かった。
A
( 十二月二十四日…嘘ではない、最悪のイブになりそうだ… )
A
( 十六時か…任務もないし、そこら辺走り込みしようかな…。 )
制服からジャージに着替えて高専の周りを走ることにした。
A
( わ゛ー、寒っ…目指せ寮の夕食時間までにあったかくなる! )
高専の入り口に続く階段を下りて、
四神のうち一つ、白虎を呼び出す。
A
「 じゃあ、俺と高専の入り口まで競争な! 」
( 高専に入った瞬間、アラート鳴るから… )
白虎
「 ぐるるる… 」
白虎は陸戦が得意であり、そのスピードも四神一、
暇な時はこうやって訓練をしている。( 高専外で )
A
「 じゃあ、 ____ よーい、スタート! 」
俺の合図で両者駆け出す。
やはり白虎の方が有利だが、それでも喰らいつくのが自分、
A
「 あ゛ー… 」
白虎を枕代わりにして木陰で寝転ぶ。
A
( 疲れた… )
あのトンネルの任務から、
自分の力無さのせいで後輩を傷つけたことが記憶に残り、
後悔している。
その思いからも連日五条先生や他の補助監督さんたちに
頼み込み任務を入れてもらっていた。
そして今この全力の走り込みである。
A
「 あ゛ー…! 」
A
「 はぁー… 」
冬は日が暮れるのが早く、少し周りが薄暗くなって来た。
A
( …疲れた…もうちょい、休憩していこ…、かな… )
寒いのにも関わらず、俺は外で眠りについてしまった。
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年3月25日 20時