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視点 なし
夏油は乙骨の手を握り、話し始める。
夏油
「 君はとても素晴らしい力を持っているね 」
夏油
「 私はね、大いなる力は大いなる目的の為に
使うべきだと考える。 」
乙骨
「 ? 」
夏油
「 今の世界に疑問はないかい? 」
夏油
「 一般社会の秩序を守る為、呪術師が暗躍する世界さ、 」
夏油
「 つまりね強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ。 」
夏油
「 なんって嘆かわしい!! 」
と夏油は乙骨と肩を組む。
乙骨
「 はぁ… 」
夏油
「 万物の霊長が自ら進化の歩みを止めてるわけさ
ナンセンス!! 」
夏油
「 そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよ。 」
夏油
「 だからね君にも手伝ってほしいわけ、 」
乙骨
「 ?何をですか? 」
夏油
「 非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界をつくるんだ。 」
禪院
( 何… )
パンダ
( 言ってんだ? )
狗巻
「 … 」
?
「 僕の生徒にイカレた思想を吹き込まないでもらおうか。 」
夏油
「 悟ー!!久しいねー!! 」
五条
「 まずその子たちから離れろ、傑 」
五条、夜蛾の後ろに続々と高専関係者である術師が続く。
夏油
「 今年の一年は粒揃いと聞いたが…
成程、君の受け持ちか、 」
夏油
「 特級被呪者 」
乙骨
「 … 」
夏油
「 突然変異呪骸 」
パンダ
「 … 」
夏油
「 呪言師の末裔 」
狗巻
「 … 」
夏油
「 ____ そして、 」
夏油
「 禪院家の
禪院
「 テメェ 」
夏油
「 発言には気をつけろ 」
夏油
「 君のような猿は私の世界にはいらないんだから 」
夏油は冷たい視線を禪院に向けた。
その時、乙骨が肩を組んでいた夏油の腕を振り解いた。
夏油
「 ! 」
乙骨
「 ごめんなさい 」
乙骨
「 夏油さんが言ってることはまだよく分かりません、けど 」
乙骨
「 友達を侮辱する人の手伝いは僕にはできない!! 」
夏油
「 すまない、君を不快にさせるつもりはなかった。 」
五条が乙骨と夏油の間に割り込んだ。
五条
「 じゃあ一体、どういうつもりでここに来た。 」
夏油
「 宣戦布告さ 」
夏油
「 お集まりの皆々様!!
耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう!!! 」
夏油が集まった術師に叫ぶ。
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年3月25日 20時