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 乙骨 視点










憂太











憂太、ねぇ











起きて











遅刻しちゃうよ











乙骨
「 …、…、、 」





 目を開けて、最初に捉えたのは
 焦った顔をした狗巻くんの姿だった。





狗巻
「 しゃ、しゃけ!いくら、明太子!? 」





 相変わらずのおにぎり語で何を言っているかは分からなかった。





乙骨
「 …、っ… どこ…? 」





 自分でも吃驚するくらいの掠れた声で狗巻くんに尋ねる。





狗巻
「 高菜っ!ツナ!… 」





乙骨
「 …、そ、…ぅだ…、せ、んぱい…、、!
 さぃおんじ、せんぱい、は、っ…! 」





 勢いよく飛び起きたが、直後に襲ったのは身体中の痛みだった。





乙骨
「 〜っ…!! 」


狗巻
「 た、高菜っ…!! 」


 その時、ベット周りのカーテンが開いて女性が姿を見せた。


乙骨
「 …?? 」



「 そうか、君とは初めましてだったな 」


家入
家入(いえいり)硝子(しょうこ)
 高専で校医をしている、よろしく 」


乙骨
「 よろしく、お願いしまっ…つぅ…、、 」


狗巻
「 おかか… 」


家入
「 乙骨、君たちが運ばれてきた時、驚いたよ。
 血まみれで死にそうだったからな、 」


家入
「 反転術式で深い傷は治したけどまだ痛むと思う、
 それと輸血をしているからあんま動くな 」


乙骨
「 わ、かりました… 」



「 起きたか 」


乙骨
「 わ、真希さん… 」


 家入さんと入れ違いに顔を見せたのは真希さんだった。


禪院
「 身体の方は? 」


乙骨
「 まだ痛いけど…大丈夫、 」


禪院
「 そ、なら良かった。 」


狗巻
「 しゃけしゃけ 」


乙骨
「 あの…真希さん、西園寺先輩は…? 」


禪院
「 Aなら憂太より前に起きたぞ、
 怪我の具合なら憂太とA同じぐらいだしな 」


乙骨
「 …そうなんだ… 」


禪院
「 ?どうした 」


狗巻
「 ? 」


乙骨
「 …いや、僕、…何もできなかったな…って、
 寧ろ足引っ張った気さえするし… 」


禪院
「 そうか?私らは状況を知らないからとやかくは言えないが、
 Aはトドメは憂太がしてくれたって言ってたぞ…? 」


狗巻
「 しゃけ! 」



「 そうだよ、憂太がトドメを刺してくれたんだよ。 」


乙骨
「 ! 」

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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