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 乙骨 視点


A
「 よーい、スタート! 」


乙骨
「 !…っ、 ( せ、先輩めっちゃ速いっ…! ) 」


乙骨
「 はぁっ…はぁ、 」


A
「 …何も起こらないね… 」


 トンネルの出口まで走ったが何も異変は起こらなかった。


A
「 取り敢えず戻ろっか… 」


 そう行って先輩が戻ろうと一歩踏み出した瞬間、


A、乙骨
「 ! 」


 冷えていた空気がさらに冷えたような気がして
 辺りを見渡すが何も起こってなかった。


乙骨
「 …? 」


A
「 …乙骨くん、構えて
 敵の術中にハマった。 」


乙骨
「 え…、 」


A
「 周りの雰囲気は変わってないけど、前見て 」


乙骨
「 ?…!入り口が… 」


 先輩に言われて顔を上げれば、
 自分たちが入ってきた入り口が見えなかった。

 否、入り口が百メートル以上の距離にあるように見える。


A、乙骨
「 … 」


A、乙骨
「 !! 」


 一瞬、その間に僕たちの間を何かが猛スピードで通過した。


A
「 っ…! 」


乙骨
「 先輩! 」


 西園寺先輩が声のない叫びを上げ、
 見れば左頬がぱっくりと裂けていた。

 赤い血が滴り落ちる。


A
「 大丈夫、それより前、 」


乙骨
( 先輩は気づいてた、けどいつの間にか切られてた… )


乙骨
( …商店街の呪霊より、厄介だ… )










 A 視点


A
「 … 」


A
( 反転術式はまだ使えない…、使えたら楽だったかな… )


A
( 結構ぱっくりいってるから、さっさと祓わないとジリ貧確定だ、 )


A
( 相手がスピードタイプならば、
 こっちも " コレ " で対抗する。 )


A
「 " 四神操術 南 朱雀 " 」


A
「 " 術式付与 朱雀蒼天斬 " 」


 朱雀が刀に吸収されるようにして、刀が剣に変化する。


A
「 …乙骨くん、ついてきてね 」


乙骨
「 はいっ! 」


 乙骨 視点


 話している間にも呪霊は姿が見えないくらいのスピードで
 トンネル内を走り、飛び回っている。


A
「 … 」


 ヒュパッ、と風を切る音がして呪霊の気配が消えた。


乙骨
「 …凄い…。 」


A
「 …まだ、分かんないよ…、、
 中学生たちがどこにいるかも分かんないし…なにより、 」


A
「 呪霊が弱すぎる。 」


乙骨
「 !… 」


A
「 確かに速かったけど意識さえすれば対処可能、 」


A
「 大元はまだ、このトンネル内にいる。 」

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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