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 乙骨 視点


A
「 そのまま五条先生に拾われて呪術高専に
 所属することになったんだ。 」


A
「 …で、呪術のいろはを学んで今ここにいる 」


乙骨
「 … 」


 結構、壮絶な過去だった。


A
「 …ど?意外だった? 」


乙骨
「 あ、はい… 」


乙骨
「 …なんか、すみません…色々思い出させて…、 」


A
「 いーや、大丈夫だよ。
 自分から教えるって言ったんだから、 」


A
「 それでね、この話のついでに乙骨くんに
 言わなきゃいけないことがあるんだ。 」


乙骨
「 言わなきゃいけない…? 」


A
「 それは、…痛っ…!? 」


 その時、先輩が声をあげたかと思うと、
 後ろにはあのいかつい学長が立っていた。

 その横では五条先生が爆笑しながら
 その様子を写真に収めている。


乙骨
「 ?? 」


夜蛾
「 あれほど無許可で高専内で術式を
 発動させてはいけないと言ったろうが!! 」


乙骨
( さっきの…" 朱雀 " のことかな… )


乙骨
「 ご、五条先生…、 」


五条
「 はー、おもしろ、っ…あぁ、Aの術式は
 呪力が強いから出したらアラート鳴るんだよね 」


A
「 が、学長ごめんなさいって…!
 ついやっちゃっただけなんですって…! 」


夜蛾
「 まったく、オマエは悟と同じような奴だな…、 」


五条
「 ん…? 」


A
「 あ、それだけは絶対に、何があっても違います。 」


乙骨
「 え…? 」





 プチ説教を目の前で繰り広げられた。


乙骨
( …そういえば先輩の言いかけたこと、なんだったんだろ… )


五条
「 憂太はああなっちゃダメだよ〜? 」


乙骨
「 き、気をつけます… 」










 説教が終わってからさっき先輩が言いかけていたことを
 尋ねてみることにした。


乙骨
「 …そういえば先輩、さっき言いかけたことって… 」


A
「 あぁ…えーとね、
 乙骨くん、明日俺と任務に行ってもらおうかな…って、 」


乙骨
「 !え、さ、西園寺先輩と…? 」


A
「 そう、詳しくは明日五条先生から通達されると思うけど… 」


乙骨
「 …わかりました、頑張ります…! 」


A
「 …一応、五条先生から乙骨くんの成長を
 手伝うように言われてるからね。 」


A
「 それにそろそろ先輩としての姿を魅せたいし、ね。 」


乙骨
「 …先輩の術式見るの、楽しみです。 」


A
「 ふふ、明日が楽しみだよ。 」


 

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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