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 乙骨 視点


A
「 …乙骨くんから見て、
 パンダは何だと思う?何でも良いから言ってみてよ。 」


乙骨
「 …元々、動物だったパンダに呪いが…、、
 呪いの、ナニカ…? 」


A
「 まぁ…(あなが)ち、間違ってはないけど… 」


A
「 結論から先に言うと、
 パンダは 突然変異呪骸(とつぜんへんいじゅがい)って言うんだ。 」


乙骨
「 とつぜん…へんい、じゅがい? 」


A
「 まずここの学長に会ったことある? 」


乙骨
「 あ、はい…いかつい人…ですよね? 」


A
「 そそ、人一人()ってそうな 」


乙骨
「 人一人… ( 苦笑 ) 」


A
「 夜蛾学長、あの人の術式はぬいぐるみに
 呪力を込めて動かせることができるんだ。 」


A
「こんな感じのやつ 」


 と、西園寺先輩がスマホの写真フォルダを見せてくれた。


 画面には
 かわいい…?人形がたくさん写っていた。


乙骨
「 これがとつぜんへんい…じゅがい? 」


A
「 ううん、これは術式の込められてないぬいぐるみ、
 これが学長の手によって動くんだけど… 」


A
「 こういうのは、呪骸って言うんだ 」


A
「 普通の呪骸は術式から与えられた呪力を動力として消費、
 与えられた呪力が底をつけば動くことができなくなる… 」


A
「 電池とか充電で動くおもちゃみたいなイメージで良いかな、 」


乙骨
「 なるほど… 」


A
「 でもパンダはずっと動くことができる呪骸 」


A
「 あれが突然変異呪骸で、
 呪力を与えずともずっと動くことができて喋ることもできる。 」


A
「 これが普通の呪骸と突然変異呪骸との違い 」


乙骨
「 …パンダくんは学長がつくり出した、
 いわば、ぬいぐるみ…みたいなものってことですか? 」


A
「 ま、そうだね。
 自我があるぬいぐるみ、これが分かりやすい説明だと思うけど… 」


乙骨
「 …ありがとうございます、
 パンダくんについて知れました、、 」


A
「 これでわかったなら良かったよ 」


乙骨
「 …にしても、呪術高専は凄い人が集まるんですね… 」


A
「 そうだねぇ…だけど俺から見れば乙骨くんも凄いと思うけどね、 」


乙骨
「 西園寺先輩も…何で高専にに来たんですか…? 」


A
「 あー、気になる? 」


乙骨
「 あ、はい…! 」


A
「 せっかくだし、ついでに教えるよ、俺について 」

拝啓 四神を操る先輩へ→←拝啓 呪骸のクラスメイトへ



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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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