腹黒コンビは学校バラバラになった2

条件付きとは進化したな!!! ページ10

花宮君の表情は今までに見た事ないくらいドン引き顔だ

花宮｢勉強したのかよ｣

｢勿論！みっちり!!!してたんだけど、ワーク開いたら眠くなっちゃって……｣

花宮｢それはしてないって言ってるようなもんだな｣

花宮｢つーかなんだよ2点って、いるのかよ現実に2点とか取るやつ。もういっその事ゼロ取れよ｣

｢実は前に名前書き忘れて取っちゃった事が…｣

花宮｢……おまっ、大丈夫か？｣

｢ちょ！そんなガチの心配しないでよ！！！｣

花宮｢はぁ……まぁどーせ試合はねーし。別にいいが｣

｢ほんと！！？やったぁぁぁ！！！！｣

花宮｢ただし｣

｢えっ｣

花宮｢条件付きだ｣

｢な、な、なんですと！？｣

花宮｢そんな毎度毎度タダで教えてやる義理はねーよ｣

｢そんなぁ……｣

花宮｢まぁ、俺が教えるんだから合格点は確実として｣

｢ん？｣

花宮｢上位3位以内に入るってのと｣

｢んん？｣

花宮｢ベルギーの本場カカオ100％チョコって条件だ｣

(花宮君って時々単純だなぁって思っちゃうんだけど
本人に言ったらきっと怒るから黙っとこ)

｢分かった！！チョコは任せといて!!!ただ3位って…｣

花宮｢何言ってんだ3位以内とは言ったが誰も3位取れなんか言ってんじゃねーよ。1位取れって話な｣

｢えっ……｣

花宮｢3位以内つったのはまぁ1位は無理でも3位以内は確実に取れって事だ｣

｢は、花宮君…あの…テストね…実は3日後なんだ…｣

花宮｢範囲は｣

｢１,２年の授業内容で合格ラインは80…｣

花宮｢お疲れ｣

｢ちょちょちょ！！見捨てないでよ！花宮先生に教えて貰ったら合格点は確実なんでしょ！？｣

花宮｢そうは言ったけど3日って…お前の頭じゃ無理だろ｣

｢ふっふっふっ！花宮君!!!甘いよ！｣

花宮｢俺は苦い方が好きだな｣

｢ちっがーーーう！！！そんなノリノリに返してこないで！！実はね！範囲プリントはしっかり渡されてるんだ！｣

花宮｢範囲プリント…｣

｢どんな式が出るのか〜とかこの公式が出される可能性あります！みたいなプリント｣

花宮｢何そのカモみてぇなプリント…お前の学校って結構バカ高か？｣

｢ちょ！違うよ！？普通だし！それにテストは難しいんだけど再試まで難しくしたら点取れないじゃん!!!｣

花宮｢よかったな。俺の学校に来てたらお前確実に
1ヶ月もしないうちに辞める事になってたぞ｣

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