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「あー!?登坂きた!!!」


「ご迷惑お掛けしました…」


「もぉおみぃ!待ってたよ!」


「もう体調いいんか?」


「はいっ、看病してもらいました」


「なんで嬉しそうなの笑」


「あ!はい!わかりました!絶対カフェの人に看病してもらってる!!」








メイク中の直人さんが立ち上がって怒られる

あっという間にメンバーに囲まれて
心配かけたなって反省中









「Aが看病してくれました…

車で送ってくれたんで、今日撮影見学させたくて…」









なんて言いかけてるのに


マジすか!?え!俺挨拶したい!
まてや!フライングやぞ!
えー!俺も臣の好きな人みる!


バタバタと騒ぎ出した3人








「本当にムリだけはするなよ」


「はい。体調管理も気をつけます」


「おう、また頑張ろうな」










優しく肩を叩いて出ていった直己さん
本当にデカくて頼もしい背中

なんだかんだメンバーとちゃんと会うの初めてじゃん…?





初対面の人と打ち解けるのニガテじゃないっけ…?





元気な3人に囲まれてオロオロしてる姿が浮かんで、









「やべっ」









助け舟!

って思って部屋から出ようとしたら、









「臣ちゃん?蘭堂さんの事は任せてよ

はやくメイクしておいで」




「直人さん…」




「そんな取って食ったりしねーから!笑

はやくスイッチ入れた登坂広臣を見せてやんなさいよ!」



「あはは、分かりました」









直人さんに連行されて
そのままメイク台の前に座らされた


いつものメイクさん

俺の顔色をみて、元気そうでよかったって笑ってメイクを始めた









「その蘭堂さんってあの時来てた子か…!」



「そうっす」









お姉さん的存在の沢口由香さん。
色んな話をよく聞いてもらってて、頼れる存在

金髪でハーフっぽいからちょっと派手だけど、めちゃくちゃ仕事が出来るし気が利く人









「連れてきたってことは、それだけ本気なんだね」









鏡越しに目が合って

優しく微笑んだ由香さんは、とても安心してるように見えた。








「…はい。まだちゃんと言えてないですけど…」



「登坂なら大丈夫よ。
不器用だけど、真っ直ぐ伝えられるでしょ」


「…… 大切にしたいんです」








分かりきったように言われて
俺なら大丈夫って思うようにした。

本気で好きだから、大事にしたい



まぁ、ちょっと順番間違えたけど…








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作者名:miu:miku | 作成日時:2020年9月15日 22時

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