誠の旗の元で。続

五拾捌 ページ9

"新選組"の名をもらった





その喜びに浸る時間もなく、新たな問題が発生する




貴「綱道さんが失踪…!?」




土「あぁ。だから、お前にも綱道さんを探すのを手伝って欲しいんだ」




貴「わかりました」




拉致、か、薬の持逃げか




貴「一人ですか？」





土「いや、三番隊とだ。」





貴「はい！ありがとうございます!!」





土「なんで礼を言うんだ？…まぁとりあえず頼んだぞ」




あぁついお礼を…




一くんと一緒のお仕事…




貴「頑張ります！」




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斉「実は、聞き込みを少ししたのだが…」




貴「だが？」




斉「全然情報がはいらない」




貴「失踪したばかりですし、これからゆっくりしていきましょう」




斉「早いに越したことは無い」




流石、一くん。




でも、




貴「急がば回れ、だよ」




斉「あぁ…」




貴「じゃあ私、あの人に聞いてきます」




斉「異国人じゃないのか…？」




確かに…赤と青と黄とか




一人明らかに日本の格好じゃない人いるし…




貴「何か知ってるかもしれないし…」




斉「言葉が通じれば聞き込みを…」




貴「だね、あの…」




早速声をかけてみた




振り向いたのは、赤髪の人




？「なんでしょうか」




貴「坊主で、中年の…男の人見てないですか？雪村綱道って人で…」




？「あぁ、そいつなら…」




答えてくれたのは青い髪の人




？「不知火。」




もうちょっとのところで黄色い髪の人が静止に入る





貴「何か知ってるんですね？探してるんです。教えてください」




不「てか、風間ぁ。こいつ、お前が探してるやつに似てねえか？」




風「あぁ…多々良Aだったか？」




貴「えっ」




一くんと顔を見合わせた




名乗るべきか名乗らぬべきか…




風「そちらも何か知っているようだな。」




不「交換条件としようや、姉ちゃん…なのかはわかんねえけど」




何故私がこの人に探されているのだろう




一くんの方をみると、頷いた




名乗って良いということだろうか





貴「私は、多々良Aです」




風「なるほど…いい女ではないか。






鬼の血が濃ければ……だが」

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