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赤side
「望〜、神ちゃ〜ん！こっちやで〜」
流星と屋上で待ってたら、望くんが神山くんの手を引いてやってきた。
「神ちゃん、こいつしげ言うねん」
「初めまして」
ファーストコンタクト、大事。
爽やかに、笑顔で！なんて面接みたいなこと考えてたのに。
「…あの…覚えてませんか？入学式の時、受付で」
当の神山くんは一瞬戸惑った顔をして、口を開いた。
「え！覚えてくれてたん？覚えてへんかと思ったからごめんな？」
「憶えてます。めちゃくちゃ嬉しかったから」
そう言うて、ほっぺを赤く染めて俯く。
まさか、俺が恋に堕ちた出会いを覚えてくれてたなんて。嬉しくて舞い上がりそうになる心を、必死に抑え込む。
遠くから見てるだけで膨れ上がってた恋心は、際限がないらしく、この瞬間も膨らみ続けていく。
「俺も。あの日初めての仕事やったから、めちゃめちゃ緊張しててん。けど、神山くんのお陰でがんばれた。ありがとう」
生徒会副会長になって初めての仕事は、入学式での生徒会の紹介やった。
めちゃめちゃ緊張しながら、受付に立った。
そこに一番に現れた新入生は、ガッチガチに緊張してて。
「おめでとう」
そう言いながらコサージュを胸につけてやる。
「あ、りがとうございます、」
「緊張しとんの？」
「はい。笑」
コサージュをつけ終えた手で、肩をポンと叩くと、その手を真っ白で細い指が捕らえた。
「先輩も？手ぇ、震えてる」
「生徒会の話せなあかんくて。笑」
「がんばってくださいね」
そう言うて微笑みかけてくれた笑顔に、その手のぬくもりに、俺は一瞬で恋に堕ちた。
見惚れてしまって、舞い上がってしまって、名札すら見れなくて後悔に駆られる。
名前が知りたい…
その願いは、すぐ叶えられることになった。
新入生代表挨拶に立った彼は、柔らかさはそのまま、でも凛としていて。
まっすぐな瞳、鈴を転がしたような声、
挨拶を終えて、ふわりと笑った笑顔。
やっぱり好きや…
ステージの上の彼を見つめながら、自分の気持ちを受け入れた。
あの入学式の日は、俺の大切な始まりの日やねん。
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7129(プロフ) - ロバたけさん» ロバたけさん！結局売り切れを知りふて寝しました。笑 しゃーない、可愛すぎるんですもの緑くん💚寝たら諦めつきました！実物見たなんて羨ましい😭実は参戦経験なく、生緑くんなんて見た日にはきっと昇天します👼過去作まて…ありがとうございます！！ (2022年9月12日 5時) (
レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
ロバたけ(プロフ) - アクスタ戦争ほんとそれなです7129様!!!!あの衣装参戦して見たとき一目惚れでした😍なのに、なのに売り切れ、、!!なので7129様の過去作みて心落ち着かせてます🤭 (2022年9月11日 22時) (レス) @page44 id: 693cbfee3f (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - あゆななさん» あゆななさん！コメントありがとうございます！！ねー、もうこの気持ちを赤くんに代弁していただきました！笑 買える気がしません！涙 いつも読んでくださってるなんて、嬉しすぎます！これからもがんばります💚 (2022年9月11日 17時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
あゆなな(プロフ) - 7129さん！いつも楽しく拝読しています。アクスタ争奪戦全く共感しかないです笑！！！ (2022年9月11日 17時) (レス) @page44 id: e31bcfcba3 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 7129さん» いやいや！7129さんが書かれたものが好きなので、がっかりなんてせず楽しみますよー！ (2022年8月25日 19時) (レス) id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7129
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=7129
作成日時：2022年8月8日 17時
