case.36 ページ37
光彦が目を覚ました。
一先ずほっと息を吐くAだが、何れにしてもこの状況で逃げるのは難しいだろう。
「くそっ…ホントだったら博士ん家でうめぇケーキ食べてるはずだったのによ…」
「横浜のケーキ屋さんだってさ！」
「横浜？博士ん家に届くケーキって横浜の店からか？」
「えぇ…私達の帰宅に合わせて時間を指定したらしいけど…」
それを聞いてコナンが動いた。
荷物の中からその博士の家に届くであろうケーキを捜し出し、何かを書き始めた。
そのうち、米花2丁目付近で止まったと思われるトラック。コナンによって細工された荷物を抱えて男達が扉を閉めた。
また随分と大胆なことをしたものだ。
工藤邸に住んでいる知り合い…恐らく沖矢昴のことだろう。
Aは、コナンについて調べていたときに出てきた人物の名前を思い出した。
彼が信頼を寄せるほどに頭の切れる人物…俄然興味が湧いてきた。
突然開いた扉。
そこから放り込まれた小さな荷物。
それに気付いたコナンが、その荷物を手にとって包み紙を剥がした。
中に入っていたのは携帯電話。
これを見越してコナンは沖矢昴に荷物を託したらしい。
しかし、再び開かれた扉。
流石に、荷物の配置が変わったのを見落とすほど馬鹿ではなかったらしい。
「しかし馬鹿なガキ共だ…すぐに警察に電話すりゃーいいものを…」
「そ、それでどーすんだよ？この子供達…」
「決まってんだろ？携帯を取り上げた後、このままここに閉じ込めて凍 ｼさせるんだよ！オッサンの死体の側にガキ連中を並べとけば迷中入りの難事件になるだろーよ！」
『それは見過ごせないなぁ…。いたいけな子供達の命を奪うなんて何処までもクズに成り下がったもんだね〜、あんたらも。』
それまで黙って事の成り行きを見守っていたAが、子供達を庇うように前に立った。
「お、女もいたのか…！？」
「落ち着けよ…女一人に子供だぜ？何が出来るってんだ？しかも俺たちは男二人…敵うわけないだろ…。」
「そ、それもそうだな…」
ホッと安心したように息を吐いたぽっちゃり系の男に、Aはにやり、と口角を上げた。
『人を見た目や性別で判断して侮ってると痛い目に合うよ、オジサン達？』
「んだと、このアマ！？」
その時
パッパァー！！
不意に聞こえた音が空気を切り裂いた。
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
