case.22 ページ23
＿＿＿『…で、あのおばあちゃんを見つけて通報して…貴方達が来たのは完全に予想外でしたが。ああ、後で目暮警部殿や高木にはちゃんと説明しないとですね〜。』
まぁ、気付くのが少し遅かったですかね、と彼女は肩を竦めた。
『そんな状況だったんで、犯人の目星もすぐつきましたし、ログを辿っていた時にそれも確定しました。』
「全部分かっていてどうして、僕達をあの部屋に向かわせたの？」
『部屋に閉じ込められていた本物の管理人さんをそのままにしておくのは可哀想でしょ。消えた映像を復元させるのはそれなりに時間がかかるし、犯人がアクションを起こすとしたら私が一人になったときが狙い目。だったらそれに引っ掛かってやらない手は無いよ〜。』
「それが自分の身を傷付ける事になっても、ですか？」
降谷の冷たい声に、場の空気が凍ったのをAは感じた。
「貴方は一般人なんでしょう？ならば何故、自ら危険を冒す様なことをするんです！？」
降谷は、Aの肩を掴みながら問い詰めた。
それに彼女は驚いた表情を浮かべて、けれども直ぐに何時ものポーカーフェイスに戻した。
『その"ただの一般人"に何をそこまで入れ込むことがあるんです？こんなもの、付けてまで。』
Aは、自身のパーカーのポケットから発信器を取り出して見せた。
今度は降谷達が驚く番だった。
『想定外、とは言いましたが、偶然ではありませんよね。少しオイタが過ぎますよ。』
「…気付いていたんだね。」
『私の事を知りたいのであれば正々堂々とどうぞ。貴方方のその執念を認めて、特別に大出血サービスです。』
「…安室さん。」
「…今はやめておこう。そんなことより。」
ぐいっと腰を引かれ、密着した体に思わずAは『へっ？』と間抜けな声を漏らした。
「Aさん、安室さんが手当てしてくれるっていうから、ちゃぁんとその怪我治してからAお姉さんのこと、聞かせてね！」
あざとさ満点の子供に戻ったコナンに、Aはひくり、と頬を引き攣らせ、「では、行きましょうか」と清々しいほどの笑顔を見せる"安室透"に、引き摺られる様にAは事件現場を後にしたのであった。
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
