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「安室さん探偵のお仕事もしてるんですかー!すごーい!」
いや、そういう情報いいのよ。
探偵であって探偵じゃない感じがするからそれを突き止めてほしいんだって!
って何個目だそのケーキ!!
さっきうちでも3つ食べてたじゃん!
「料理に洗濯、家事…掃除、なんでも出来るって家政婦さんになれば良いのに」
「一人暮らしで必然的にする事なので最低限のことしか出来ませんのよ」
「またまた〜」
「彼女が奥さんになってくれれば楽しいんでしょうけど」
「…へぇ〜」
…お母さんには結婚するって言った事今思い出したわ…。
いやー、ここでその話はきついなぁ…。
手汗がどっと出る自分の手を見てAは乾いた笑いで窓の外へ目を向けた。
いやー…快晴でござる…。
「そのAさんって人とはお付き合い長いんですかー?」
おい、おい、おい。
お前本題忘れてね?
そういう事じゃないってええええ!
それただの恋バナですからぁぁぁぁ!
『その話はやめなさい』
「ウヴン!…喉乾いちゃった…あ、アイスコーヒーくださーい!」
おいいいいいいい!!
咳払いいいいいい!!
完全なる咳払いだよそれは!!
どういう事!?
私の作戦最初っからやる気なかったんかいこいつ!?
きりちゃ〜んと名前を呼んでもシカト。
うん、人選ミスの責任は私にある。
ため息を吐いてコーヒーのおかわりを取りにマイクをテーブルに置いて私は席を離れた。
どうしてこいつにしたかなー…私。
「……時に安室さん」
「はい」
「安室さんどうして作り笑いするの?」
「え!そう、見えますか?」
「うん!」
「参ったなぁ…つい癖で自然の笑顔が出来なくっているのかもしれません…営業スマイル…って奴ですかね」
「仕事病ですか〜?」
「それに近いかもしれません」
苦笑いをきりに向けながらアイスコーヒーを差し出すと大変ですね〜と気の抜ける声。
しかしきりは睨むように安室を見る。
安室も笑顔で反応するがあまりにも真剣にきりが睨みつけると自然と安室からも笑顔が消えた。
本の数秒だけお互い睨み合うときりの方からケーキください、と笑顔を向けた。
「ありがとうございます」と安室も笑顔に戻ると厨房へと姿を消した。
きりは安室の背中をまた睨むように見つめるだけだった。
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「黒だね〜」
「え?」
「先輩のわかった気がする、只者じゃないね」
久しぶりにきりちゃんの鋭い目を見た気がした。
怖。
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+ちっく(プロフ) - ぬこぬこさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)いくら有名な探偵でもちょっとのお色気はお約束なので安室さんにも織り込んでみました(・∀・)楽しく見て頂けるようにと投稿しているのでそのように言ってくるととても嬉しい限りです(*´ω`*)コメントありがとうございます!! (2019年3月10日 1時) (レス) id: 0aa7522e6f (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬこ(プロフ) - 安室さんが冷静な目で谷間ガン見してるの想像したら腹痛いwww (2019年3月9日 13時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
+ちっく(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!!誤字脱字の指摘本当に感謝致します(´;ω;`)読んでいる方にもちゃんと理解して貰えるように誤字脱字を少なくしていきます!(;ω;´)読んで下さりありがとうございます! (2018年7月15日 10時) (レス) id: 6cb750888f (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 39話に誤字がありました。「飲んだいた」ではなく、「飲んでいた」です。 (2018年7月15日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 1話に誤字がありました。「楽しうな」ではなく、「楽しそうな」です。 (2018年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+ちっく | 作成日時:2018年7月9日 17時