【安室透】私はブサイク専門【降谷零】

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ばったりポアロの買い物途中でコナンくんに会った。

ボールを器用に足で蹴りながらリフティングを繰り返す。

おー、と拍手をしたらコナンくんと目が合った。

誰か待ってるの？と聞いたら練習だそうだ。

サッカー好きだね、君。



「じゃあ安室さんはまだしばらく帰ってこないの？」

「みたいねー、探偵って大変ね」

「あははは、安室さんお仕事大好きなんだね」

「探偵だけじゃ食べれないからポアロにいるんじゃないかな？」

「かもしれないね」



そんな事を話しながら2人公園のベンチでぼーっと過ごす。

コナンくんをたまに見ると目が合い微笑む。

それに応えるようにコナンくんも笑いかけてくれるから可愛くて仕方ない。

癒される。



「そういやコナンくんも探偵なんだよね」

「うん！少年探偵団って言うんだよ！」

「楽しい？」

「すごく！」

「コナンくんは憧れてる人とかかっこいいなーって思う人いる？」

「いるよ！シャーロック・ホームズって言う人！」

「な、名前だけなら…」



渋いな！

てっきりサッカーが好きだからそっち系で来ると思ってたよ！

まさかの探偵しばりでびっくりだよ！

それに名前だけですごいとしかわからない人だから困るよ！



「ど、どんな人？」

「シャーロック・ホームズはね！有名な名探偵であらゆる事件を解決するんだ！」

「へぇ、すごいね」

「うん！誰よりも熱心でその場所で起きた事件を見るだけじゃなくて起こらなかった事件についても考えてあらゆる方法で事件の真相を解くんだ！」

「起こらなかった事件？」

「簡単に言えば朝決まった時間に同じ人が新聞を取りに行くのに、その日は遅かったり、人が違ってたりそんな小さな事でも調べあげるんだ！」

「ふむふむ」

「もちろん他の人からしたらそんなことって思われるけど実はそれが大きな真相に近づいてたりもするんだ、そうやってホームズはあらゆる辻褄を消去法で導き出すんだよ」

「消去法…」

「アルバイトが変わったのは何故か、どうしてその時間に新聞を取りに家主は来なかったのかって関係のあるものは残して関係の無いものは取り除いていくんだ」

「でもそれって他の人もしない？」

「そう言われたらそうだけどホームズは細かい傷も小さな破片も事件に関わってないかって徹底的に調べあげるんだ、もちろん関係がないって調べたらわかるけど昔はそこまで文明は発達してなかったからね」



……この子すごいな…。









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小学生なのに…。

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