【安室透】私はブサイク専門【降谷零】

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風邪で倒れてから早3日。

今日も充実していると私は注文のコーヒーを淹れる。

蘭ちゃんとコナンくんはロールケーキを食べた後値段設定で悩んでたなぁ…。

返事はいつでもいいよって言ったら二、三日待ってくださいって言われたし…。

費用はそれほどかかってないし、フルーツたっぷりと言っても私の家果物農園だから実家のだし…。

ぶっちゃけ1切れ200円でもいける。



「Aさん」

「…でもあんまり安すぎても不安の種なのか…？」

「Aさん」

「手頃だとは思うけど…どうだろう…」

「Aさん」

「うわぁ！」



私を呼ぶ声に鬱陶しく思いながらもシカトを続けていたら腰を抱き寄せられた。

何晒すんじゃい！と鬼の形相で睨めばにこりと笑顔の安室透。

お客さんに気付かれてないかと見渡せばお客は2人。



「お客さんに怪しまれるでしょ！」

「大丈夫ですよ、1人は競馬新聞片手にしっかり両耳にイヤホンしてますし、もう1人のお客さんは大学生ですが彼は集中したらいつも僕達の声聞こえてないでしょ？」



なにそのドヤ顔。

それくらいわかるわい。

おい、腰触るな、撫でるな、それ以上その下触ったら訴えるぞ。

「安産型ですか…？」ってなんで照れてんの？何想像してんの？二人の子供ってなに？オイ

離せと言わんばかりにお腹を思いっきり肘で突くと硬いのがあたった。

え？板でも入れてんの？ってくらいに硬い。



「どうしました？」

「…え？…いえ、なんでもないです…」



なにかしました？と言いたげの顔は本当にキョトンとしている。

安室さんからしたら小突いた感じにか伝わらなかったのだろう。

筋トレでもしてんの…？とやっとそこで彼を見ると私が淹れようとしていたコーヒーにスプーンと砂糖を添えている所だった。



「ところで」

「ん？」

「デートいつにしますか？」

「え？決定してるの？」

「してないんですか？」



なにその初耳！って感じの顔。

初耳も何も今初めて言ったからね。

てゆか本当に私の事好きなの？

私自分で言うのもなんだけど可愛いよ？

すっごい可愛いよ？

ナンパはないけど合コンとか支持率No.1よ？

大半は顔で選ばれてるってわかってるけどさ。

ま、おかん的な存在で終わるけど…。

ハッ…それって「おかあさーん」って感じで男が寄ってきただけ？

あれー…？

なんかカルチャーショックだぞー？









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「明日休みですよね、明日の10時に映画見に行きません？」

「……いいよ」

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