いちごたちと転校生3【すとぷり】

るぅとくんの暴走 ページ48

え、いいの？こんなこと言って、いいの？
教育的にどうなの？
絶対、教師の中に、るぅとくんファンいるだろ

さっきのるぅとくんの発言を受けてか、周りがざわついている

「まぁ、落ち着いてください、皆さん、この学校はあまりにも廃れている、そう思いませんか？非常に退屈…刺激が足りないです」

何？刺激って？え？なんの刺激を求めてんの？

「この僕が、生徒会に入るからには、この学校をより良く、充実させましょう、それはお約束します、昔のこの学校のことは知りませんが、きっとつまらないものだったでしょう、僕がいるからには、つまらないと言わせません」

誰かこいつ下ろして！早く下ろして！
これ以上喋る前に！早く！

「ああ、すみません、喋りすぎました、 まぁ、そういうことです、言わなくても僕がやりたいこと分かるでしょ？ということで、お願いしますね？」

と怪しく微笑む、すると、みんなそれに見惚れて、何も言えなくなっていた

ああ、思い出した、確か、るぅとくんは、男女関係なく、普段のしっかりした子から、こうやって、毒舌なドSになるギャップがなんとか何とかで、人気だと

通称、裏るぅと、と呼ばれているらしい…

これ、失格とかにならないのかな…と、心配していると、るぅとくんは、何かを探しているように、視線を動かす

すると、私のところで、ふと目が止まる
私と、目が合った瞬間、るぅとくんは、さっきの悪い顔から、一変、いつもの、可愛らしい笑顔で、微笑み、口パクで、後で、と言った

後で…？ハッ！そうだ、私はるぅとくんに、追われていたんだ！！！

絶対事情聴取されるんですけど

『HeySi○i、るぅとくんから逃げるには？』

A．現実は時に残酷、受け入れる時も必要です
日頃の行いですよ

『は？日頃の行いってどゆこと？』

A．すみません、よく分かりません

こいつ、ふざけてんだろ
ふん！私には、G○○gle先生がいるもんね！

『OKG〇〇gle、るぅとくんから逃げるには？』

るぅとくんから逃げるには？の検索結果を表示します

『0やんけ、使えね』

お前が、調べろ、って、言ったんだろ

と、聞きなれたG〇〇gle先生の声が、途切れ途切れになりながら、怖いことを言うので、鳥肌がたった

そんな、やり取りをしているうちに、るぅとくんは、みんなに笑顔を振りまき、舞台裏に帰って言った

あー、つぎは誰だろなー(現実逃避)

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