いちごたちと転校生3【すとぷり】

噂話 ページ44

協力を結んだ次の日、私がいつも通りに登校すると
何故か、みんなに注目され、ヒソヒソと話し声が聞こえた

何かしたか…？私
と思って、教室に行くと
また数名、こちらを見て、ヒソヒソと話始めた

すると、後ろから

「ざまぁみなさい」

と、声が聞こえた、声の主は三葉ちゃん
私のことを通り過ぎたと思ったら、ヒソヒソ話していた数名の中に混ざった

あいつ…なんかしたな

でも、私は特にカッターキャーとか、そういう目立ったことはしてないしなぁ…
何を噂話にされてんだろ…

と思い、席に座ると

「おはよう！！！！そうだ、昨日な！！！」

と、いつもと同じように、いらない昨日の報告をしてくる小石を見ると、どうやら噂が広まってないところもあるらしい

そう言えば、こちらを見てきて噂話をしていた奴らは、三葉ちゃんと少なからず喋っていた記憶はある
まず、自分の味方からか、確かに、噂話が好きそうな連中ではある

噂って異常に、広まるのが早いから、きっと明日ぐらいには、最悪のことになっているだろう…
あー、終わった…面倒くさすぎる…
私が何をしたって言うんだ…

「って、おい、聞いてるか？？」

『聞いてない』

「じゃあ、もう1回最初から話そう！！！」

『勘弁してくれ』









移動教室のため、移動している、前はさとみくんと一緒に移動していたが、彼は残念ながら、三葉ちゃんという、しつこい菌がついているので、一緒へは行けない

だからと言って…

「もうすぐ夏休みだな！！！！今年は何をしようか迷うぞ！！！！！！」

一緒に移動するのが当然かのように、私の隣で1人大声で喋っている小石と、一緒だなんて…
と、憂鬱になっていると

「男好き(ﾎﾞｿｯ)」

！？
今、通り際に、微かだが、聞こえたその声
思わず立ち止まると、その言ったらしき女の子は
こっちを見て、ニヤニヤと笑っていた

そうか、そういう噂か…1番厄介なタイプだ

良く、周りを見れば、全員、ニヤニヤとしている
気持ち悪い…この場から逃げたくて、早歩きをする
と、余計に注目を浴びたようで、たくさんのヒソヒソ話し声が聞こえる

「なんだなんだ、気持ち悪いな！！！！！ヒソヒソ声は良くないんだぞ！！！！！！小学校で習わなかったか！！！！！」

『やめろ、火に油注いでるから！』

「火に油とはなんだ？大火事だぞ！！！」

『そういう、ことわざだよ！』

とにかく、あいつの腕を取って、移動教室へ急いだ

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