いちごたちと転校生3【すとぷり】

突入 ページ22

結婚式場の前に来た
中からは、上手く聞き取れないが、なんか話してる声が聞こえる
もう私、緊張しすぎて、なんか吐き出しそう

｢こういう時ってね、手に鳥って書くといいらしいよ｣

『人な､なんで鳥なんだよ』

とか

｢深呼吸しよう…すーはー、すーはー、すーごふっ！｣

『いや、なんで蒸せたし』

と、私より緊張してるので、なんか私が酷く冷静になった
そして、もうすぐ、約束の時間となったところで、さっきまで忘れていた、緊張を思い出した

『はぁ…緊張したァ…乱入したくねー…今からでも帰っていいかなぁ…』

｢俺を…置いていく気…？｣

と、光の無い目で見られた､いや、お前どうした

『いや、なんかごめんね､置いていかないから』

と、私が返事すると、さっきまで、座り込んでいたジェル先輩が、急に立って、何故かドアの前に立った

え、何する気だ…？

｢ちょっとまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！｣

『ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！』

なんと、ジェル先輩は、扉を開け、あろうことか私の隣で鼓膜がはち切れるほどの大声を発した
死にそう…じゃなくて！

『ちょ！ジェル先輩！！予定と違うじゃないですか！！』

｢…予定？┐(´д｀)┌｣

『なんのことかわかんない､じゃないですよ！
あんたさっきまで、ビビってたじゃん！』

｢ビビってないけどぉ！！！｣

『お前､よく言えたな､手に鳥って書いて食べてた人は誰でしたっけぇ！？』

｢…ぐずっ｣

『え、ごめん、泣かせる気は…』

｢MUSICSTART！！｣

『は？』

ちゃーん、ちゃーん、ちゃちゃちゃちゃーん

『え、新〇宝島…！？』

てってれてってれってってってー

何故か急にジェル先輩が、新〇宝島を流しだし、そして、宝〇島ステップを始めた
宝〇島ステップをしながら、前に行った

『あいつ二重人格なの？さっきの緊張してた奴なんなの？やばない？』

私が1人おいてけぼりになってると
なーくんが走ってきて

「Aちゃん、前行って！！」

『いや！あいつ頭おかしいっすよ！』

｢今に始まったことじゃないでしょ(真顔)｣

『あっ、そうですね…』

なーくんに押されるがまま、ジェル先輩の元に行った､いや、ここにいるみんな可哀想すぎない？みんなまだ、唖然としてるよ

｢ちょ、ちょ、なんザマス！？｣

す、スネちゃまのお母様！？的な話し方の､どちらかのお母さんが､立った

｢警備員！！！！捕まえて頂戴！！！！｣

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