いちごたちと転校生3【すとぷり】

僕もそう思います… ページ17

朝、起きた、色々すっ飛ばして、外出た

目の前、死んだ顔のるぅとくん

｢あ、おはようございます､A先輩いい朝ですね｣

『うん、ごめんね、顔が死んでるから説得力ないんだけど』

と言うと、るぅとくんは、こちらにゆっくりと来て、私よりも大分身長の高い彼は、私を覆い被さるように抱きついてきた

｢A先輩…｣

『ちょ、るぅとくん！？』

｢あれ、先輩、あったかい…｣

おまっ！あったかいって…お前に抱きつかれて照れてんだわ！いい加減にしろ！
ていうか、最近抱きつかれるの多いいの気のせい…？

『る、るぅとくん…』

｢もうちょっと…あとごふん｣

『五分も待てないんで、3､2､1』

｢わっ！｣

ありったけの力を込めて、るぅとくんを引き離した
幸い、弱ってるのか、るぅとくんは、そこまで力が強くなくて、思ったより簡単にいけた

｢もう…照れてるんですか？｣

『るぅとくん、疲れてるのね､うん、ゆっくり寝た方がいいと思うよ』

｢僕もそう思います…｣

いつものるぅとくんならしないし、一体何が…
と思ったら、るぅとくんがちゃりんこを出してきた

｢乗ってください｣

『え、嫌だ、今のるぅとくんの自転車に乗りたくない』

｢なんでですか…？｣

『飲酒運転みたいになるから』

｢え、今日そんな酷いですか､僕！？｣

そんなるぅとくんには、任せられないので、私が運転する側になると…

『るぅとくん重い…』

｢ちょ、失礼ですよ！レディーになんてこと…｣

『え、るぅとくんレディーだったの？』

と、後ろを見ると、顔真っ赤にして、俯いてるるぅとくんがいた

｢忘れてください…｣

『るぅとくん、あなた疲れてるのよ』

｢僕もそう思います…｣

そんな重い､るぅとくんを乗せて、私はるぅとくんに教えられた、ホテルストロベリーローズに向かう
どうやら、私がいつも､ベジタリアンの餌を買うペットショップの近くにあるらしいので、とりあえず、そこに向かってるが､るぅとくんが

｢先輩、今日快晴ですね｣

『うん、るぅとくん今日はね、空1面のくもりなの』

｢あれ｣

なんてこと言ったり

｢A先輩、ころちゃん歩いてる｣

『ブフォwwwwwwる、るぅとくん…wwwあれはねwwwころんじゃなくてwwwwwヤギだよwwwww』

｢え、でもころちゃんにそっくり｣

なんて、訳の分からないことを…
あ、この都会にヤギなんかいねぇや、犬だわあれ
私も疲れてるかも…なんて事実を隠しつつ

『るぅとくん寝た方がいいよ』

｢僕もそう思います…｣

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