お昼の時間 ページ6
お昼の時間になった。
「あっ、そういえば、食堂の場所って知ってる?」
『食堂…ですか?』
「あー、知らないかー」
どうしよう、と頭をかきながら悩んでる彼
そういえば、私はまだこの学校を把握していない
そりゃあ、転校初日だし覚えてる方が気持ち悪い。
食堂…確か加藤先生が大雑把に教えてくれたが、そんな数時間前のこと覚えてない…
というか、この学校の食事システムってどうなってるんだ?何も、説明を受けてないのだが…
「よし!決めた!」
『え!?』
いきなり大声で叫ぶからびっくりした…
本当に心臓に悪い…
「雨宮さん!一緒に食堂行こ!俺が説明してあげるよ!」
『あ、は、はい、よ、よろしくお願いします…』
と、私が返事をした瞬間彼は私の腕をとって、廊下へと歩き出した。
私は、抵抗する理由もないので、大人しく彼について行くことにした。
「雨宮さん、何が分からない?」
教室を出た瞬間、彼は私の腕を引っ張るのをやめて、私の横に立って歩き出した。
それを見て、私は同じペースになるように歩き出した。
『えっと…お昼ってどこで食べれるんですか?あと、みんな何食べてるんですか?』
「えっとね、お昼は基本どこでもいいんだよ、教室でもいいし、食堂でもいいし、この学校は屋上が自由解放してるから、そこでもいいの!あと、中庭でも食べる人はいるけど、あそこは基本的にカップル専用だから、非リアは近づかない方がいいよ」
ふむふむ、どこでもいいのか…
てか、屋上解放してるんだなぁ、それと中庭は、リア充か…まぁ、私は安心安全の非リアなので、多分一生縁のないところかな
「お昼は、家からお弁当持ってきてもいいし、食堂で食券買って食べてもいいんだよ、あと、購買もあるからそこでお菓子とかパンとか買えるし」
『てことは、食券買うためにはお財布必要ですよね…ごめんなさい、鞄の中にあるので取りに行っていいですか?』
一応、財布持ってきておいて良かったぁ…
ていうか、この学校結構自由なんだなぁ。
「あ、いいよいいよ、今回は俺が払ってあげるよ!」
『えっ!?い、いやそんな悪いですよ!』
「いいって!初めまして記念ってことで、奢ってあげる!」
なんか、埒が明かなさそうなので、素直に頷いた。
別に、奢られることについては、いいのだが、後でこのことについて貸1として、マウントとられたらどうしよう…
533人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時