できる女の子 ページ40
その事が気になりすぎて、授業に集中出来ないまま、昼食を迎えた私
まさか、本人に聞くわけにもいかないので
るぅとくんにでも、聞こうと、席を立ち上がると
「Aちゃん!」
!?
野生のジェル先輩が現れた▽
いや、まさかここでエンカウントするなんて…
「Aちゃん…?居ないのーー!!!!!!!」
いや、いるわ
叫ぶ前にちゃんと確認しろや、あと近所迷惑
あれ、学校だと近所迷惑なのかな、クラス迷惑?
「え、クラスにいないなら、何処だ?」
え、なにあいつ、ボケてんの?自分で言うのも、なんだけど、ピンク色って中々貴重だと思うの、隣の席に居るけど
「ジ、ジェル先輩…?何かお困りですか…?」
「手伝いますよ!」
すると、数名の女子に囲まれたようで
ジェル先輩は、困り顔をしつつ、こちらを見てきた
ほら!分かってんじゃん!
お前、最初から気づいてただろ!
すると、口パクで「たすけて」と言っているのが、私の発展に発展を重ねた頭が理解したので
私は、ずかずかとジェル先輩に近付き
『ジェル先輩、遅いです、待たされたせいでお腹すいちゃったんで、奢ってください』
と、自然に言ってから、ゆっくりと手を引いて、ジェル先輩をそこから、連れ出す、おまけにお優しいジェル先輩が先程の女の子たちに、手をひらひらさせる時間も与える
あれ、私って実は、超できる女の子なのかもしれない
「ありがとう、助かったわ…」
『ない勇気を振り絞ったんで、奢ってください』
「別にええよ、助けてくれたんやし」
『……なんか、いい人すぎて嫌になったので、奢らなくて大丈夫です』
「え、遠慮せんといてや」
『ほんとに、大丈夫なんで』
我ながら、勝手とは思うが、仕方ない、これ以上ジェル先輩は善を積み重ねないで欲しい
そんなジェル先輩を連れて、今では、だいぶ見慣れた食堂へ行き、「おうどん食べたい!」
と、心が叫んでいるので
うどんの食券を買った
ちなみにジェル先輩は、まだ
「別に俺が払うのに…」
とかブツブツ言ってます
注文した料理も届き、席に座ると、ジェル先輩が
「昨日、どうしたん?」
と聞いてくる、まぁそうだろうな、とは思ったけど、えっと確か言い訳を考えてたはず…えっと確か…
『足が勝手に動いちゃって…』
うん、絶対違うな、違う要素しかない、てかこれだと絶対ふざけてるじゃん
「は?」
ジェル先輩、素でちゃってるし…
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時