莉犬くんとぶつかった ページ14
あの、園芸部脅迫事件から、数日
私は、今日もるぅとくんと学校に来ていた。
さとみくんに、気をつけろとは言われたが、要するに怒らせないようにすれば、いい話。相変わらず、るぅとくんといるとあの日の頭痛が思い出されるけど、これといって進展は無い、なんだったんだろう…
「そういえば、A先輩って何部入ったんですか?」
『園芸部』
「ふーん、園芸部…なーくんのところですね」
『え、なーくん知ってるの?』
「はい!友達ですよ!」
うわぁ…世界って狭いね
そうこうしてるうちに、学校につき
るぅとくんと別れたあと、教室に向かう
はずだったのだが、その途中で
ドンッ
『うわっ!』
「ひぇっ!」
後ろから走ってきた誰かとぶつかって、こてんと私は倒れた
いや、こんな軽い音じゃないけど
それにしても、驚いた時の声逆だよね
うわっ!って何?女子力の欠片もないじゃん
人間って緊急事態そういうの気にしてらんないんだよね…
「あっ!す、すみません!!大丈夫ですか…?」
と、後ろから可愛らしい声が聞こえて、起き上がった後、後ろを見ると
赤い髪が特徴の何か猫耳?みたいなやつがついた、オッドアイの子がいた
その子は、何故か私を見るとみるみると顔を真っ赤にした
『えっ!?だ、大丈夫!?』
あまりにも顔が赤いので、私は立ち上がって彼の方に歩み寄り、手を掴むと
彼はもっと真っ赤になって
「あっ、だ、大丈夫です!大丈夫ですからー!」
と、走ってどっかに行った
それより、可愛かったなあの子
多分男の子だけど
あの子が気になりつつも、教室につき自分の席に座った時
隣で死んだ目をしながら、じーっとこちらを見るさとみくんと目が合った
目と目が逢うー♪じゃなくて
『私は悪くない、元はと言えばその情報を教えたさとみくんが悪い』
「そうだけどさぁ、普通本人の前で言う〜?」
『いや、まさか、あの優しさの塊みたいな人が、組長だと思わないじゃん…』
「外面詐欺だよね、見事に引っかかったね、まぁ実際に優しいけどね」
『優しい人が強制なんてするんですかねぇ…』
「なーくんは何故か、昔のことバレたくないらしくて、この情報、限られた人しか知らないんだよね」
『なんで私知ってんの?』
「俺の口が滑った」
『まじ、1回ぶっ飛ばしていい?』
「そんなこと言う子だっけ…」
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時