隣のお家のるぅとくん ページ11
あれから数日後
目を擦りながら玄関を開ける
眠い
くそ眠い
何故か昨日全然寝れなかったせいで、本当に眠い
速く学校について寝よう
そう考えた時、隣からドアを開ける音がする
「いってきまーす!」
その声は、男子にしては高い方の声だった、何故か過去に聞いた覚えがあるような声で少し頭が痛くなった
試しに覗いてみると、黄色い髪の男子がいた、彼と目が合うとお互い時間が止まったように感じるくらい、静止していた
そしてまた頭痛がした、まただ…なんで頭痛が…初対面なはずなのにこの既視感…
と思ったが、それを打ち消すように相手が覚悟を決めたような顔で
「こんにちは!」
と声をかけてきたので
『こ、こんにちは』
と返した、その後頭痛を無視し、彼から逃げるようにして学校へ向かうと
「その服、いちご夢色学園の制服ですよね?何年生ですか?」
と、彼が追いかけてきた
『あっ、2年生です』
「あー、2年生ですか、クラスは?」
『2年3組です』
「え、じゃあ、さとみくんと一緒のクラスですか?」
『えっ、さとみくん知ってるんですか?』
「はい!僕、さとみくんの友達です!」
驚きだった、ずかずかと聞いてくるから
何事かと思ったが、さとみくんの友達だったのか…
「あっ、申し遅れました、1年2組のるぅとです!」
『私は、雨宮Aです』
1年…年下なのか、まぁそんな感じがする
「A先輩って、転校生ですよね?」
『あっ、そうですよく分かりましたね』
「こんな可愛い子いたら、さとみくん放って置かないと思ったので」
『え…ありがとうございます?』
「なんで疑問形なんですかw」
その後、少し話をして、学校に着いたので靴箱で、るぅとくんとは別れた
気づいたら頭痛も消えてたし、なにかの勘違いかな…?
教室に向かうと、さとみくんが既に席にいたので、るぅとくんのことを話してみる
『ねぇ、さとみくん、るぅとくんって知ってる?』
「え、るぅと?知ってるけど、どうしたの?」
『るぅとくん、家が隣みたいで、今日話しながらきたの』
「えっ!?まじ!?」
なんか、予想以上に驚いてるさとみくんを置いて私は、鞄の中のものを机に入れた
「Aちゃん、るぅとには気をつけた方がいいよ」
『?なんで?』
「あいつ、ビール瓶で人殴るから」
『えっ』
人は見かけによらないんだなぁ…
あんな、可愛い顔しても人をビール瓶で殴ったりするんだ…
気を付けよ
未成年がビール瓶っていいのかな?
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時