関西の姫 (ページ37)

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夢の関西アイランド2 ページ37

京セラドームでのコンサート最終日

この2日間ずっと夢なんじゃないかって思うくらい素敵なライブを見ていた

ドームに響き渡る皆んなの歌声、一体感のあるダンス

それに合わせて揺れる会場を埋め尽くすペンライト、歓声

Lilかんさいから始まり、Aぇ！group、そしてなにわ男子

皆んな私が居た頃よりも、歌もダンスも上手になっていて

かっこいいって思った

私は今日このステージで復帰をする

人生で一番の緊張で顔が強張る

メイクさん「ほら！そんな硬い表情してると、戻った時に笑われちゃうよ！」

「でも、1年以上皆んなに会ってなかったんですよ…？
皆んなの前で歌ったりすることも、」

メイクさん「だからこの半年沢山練習したんでしょ！
大丈夫、今日のA本当に綺麗よ、自信持って！」

「ありがとうございます…でもホンマにこの格好似合ってます、？」

今日の衣装は、前は膝丈くらいで後ろは長めの白いオフショルドレスに白いハイヒール

髪は綺麗に巻いてもらって

昔の私では想像できないような衣装だった

メイク「今まで見てきたアイドルの中で一番綺麗よ！
大丈夫だから！自信持ちなさい！」

「はい…でも慣れへんわぁ」

大倉「A久しぶりやな」

「っ大倉くん！お久しぶりです！」

大倉「めっちゃ雰囲気変わったな、綺麗やで」

「あ、ありがとうございます…！」

久しぶりに会った大倉くん

相変わらず身長も高くてスラットしていてかっこいいなぁって思った

大倉「俺今な、関西Jr.のプロデューサーとしても活動してんねん
Aが復帰するって聞いたから、これからは責任持って
Aのこともプロデュースするつもりやから、よろしくな」

「ありがとうございます、めっちゃ嬉しいです、！」

大倉「その為にも、今からのステージ頑張るんやで
大丈夫、Aは誰よりも輝ける」

「…はい！頑張ります！」

いよいよ本番

緊張はするけど、皆んなに会える嬉しさ、ステージに立てる幸せを感じながら

今私が出せる全てをこの一曲に込めよう

自分の気持ちを奮い立たせるように

慣れないヒールを鳴らしてステージに向かった