私が生まれた村へ ページ40
貴女side
翌朝。
昨日はサヤとアオイを家に泊めた。
私は2人の体をゆすり、目を覚まさせる。
2人は目を開けて、ゆっくりと体を起こす。
貴女『おはよう』
サヤ「うん、おはようお姉ちゃん」
アオイ「おはようA」
朝の挨拶を交わした後、私達は身支度を整えた。
サヤは今日は仕事があるらしく、アオイと一緒に自分の村へ帰った。
私は仕事の合間に、お母さんのお墓に立ち寄った。
手を合わせて、祈る。
…大丈夫。あの世には丁やお父さんも居るはず。心配ないよね。
そう考えて私は立ち上がる。
仕事に戻ろうとすると、ナギがこちらに向かって走って来た。
貴女『あ、ナギおはよう！どうしたの？』
ナギ「おはよう。なんかオレの
貴女『わかった！ありがとう。じゃあ、行ってくるね。』
ナギ「おう！」
私は村長の元へと走った。
______
貴女『え？前住んでた村へ？』
村長「そうだ。わしにもよくわからんが、Aが以前住んでた村の村人がAを迎えに来てるんだよ。」
どういうわけだろうか。
私はその村に入る事を禁止されているはずなのに。
少し警戒しておこう。
村長「外でその村人が待ってるから取り敢えずついて行きなさい。」
貴女『…はい、わかりました』
私は外に出た。
すると、男の人とその人に連れられたサヤが居た。
貴女『え？サヤ？』
サヤは首を傾げて、“私にもわからない”と口パクで話す。
男「さあ行くぞ」
貴女『あ、はい…』
私は言われるがままついて行った。
*
男「…着いたぞ」
私の目の前に広がるのは
幼い頃に住んでいた村の景色。
住居の配置、変わってない
倉庫の配置、変わってない
畑と田んぼの面積、変わってない
村人たちの表情、
…以前よりも恐ろしい。
というより、何故いきなりこの村に連れてこられたんだろ…
男「村長に報告してくるから、昔自分が住んでた家で待っろ」
*
サヤと2人で、昔家族で住んでいた家の前に来た。
…実家に帰る、という気分ではない。
嫌な予感しかしない。
重たい扉をゆっくりと動かすと、ギィ…と鈍い音が鳴る。
家の中に足を踏み入れ、中を覗く。
誰かが暮らしている気配はなく、幽霊屋敷のよう。
昔の家の柔らかな雰囲気は消えていた。
家の中は廃墟と化していたのだ。
サヤ「うわあ…廃墟だね。」
貴女『うん…』
自分の居場所が荒れたようで、少しばかり悲しかった。
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茅 - 絵上手いですね！ 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか？ (2020年10月20日 11時) (
レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
茅 - 謎の沈黙ターイム（バリトン）ｗｗこれ、気に入りましたｗｗ (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます！え！本当ですか！？嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛紗 | 作成日時：2018年4月9日 17時
