人を変える程の ページ26
鬼灯side
“二度と言うな”
私がそう言うと、彼女は俯く。他の女子は「え、まさかこいつが鬼灯…?」とあたふたしている。
鬼灯「…怖い言い方してすみませんでした。これからは気をつけてくださいね。後、夜に大声で喋るのは迷惑ですよ。では私はこれで。」
そう言ってそこを去る。
冷たい風が私の頬を撫でる。そこで我に帰る。
…あれ?何故私はあんなにも怒って…。
普段なら冷静に考えて「放っておけばいい」等と考えるはずだ。
わけがわからない。
あんなに怒ることなかった…
よくわからない感情に包まれていった。
フウガ「鬼灯くん!」
今、どう見ても女子にしか見えないフウガさんが話しかけてくる。
鬼灯「どうしました?フウガさんの女バージョンさん。」←
フウガ「いやあ…愛の力ってすごいんだね!人(鬼)を変えるよね!」
…は?
鬼灯「すみません。何を言っているのかよくわからないのですが。」
フウガ「さっきの鬼灯くんの顔凄かったよ?」
鬼灯「…顔、ですか?」
フウガ「これぞ鬼!…って顔してたよ!あれは大人が見てもビビる。」
正直、自分がそこまで怒っていたとは思わなかった。
感情に包まれると意識しなくても
…あんまり考え込むのはよくない。気にしないで居ましょう。
鬼灯「さて、烏頭さんと蓬さんが待ってますので早いとこ帰りましょう。」
フウガ「うん!」
〜おまけ〜
_____翌日の朝。
烏頭「んー…もう朝か。みんな起きろー…」
鬼灯「何言ってるんですか。みんなもうとっくに起きて支度も済んでますよ。」
私の発言にギョッとした烏頭さんは慌てて顔を洗いに行った。
蓬さんとフウガさんは笑いを堪えている。
鬼灯「さて、気が付きますかね。昨日の夜書いたんですよ。」
私は懐からマッキーを取り出して手でクルクル回す。
フウガ「流石にやり過ぎじゃない…?笑」
蓬「まあいいだろう。(真顔)」
そう話していると
鏡に映った自分の顔を見たであろう烏頭さんの悲鳴が家に響いた。
なんでそうなったかはお察しを。
以前烏頭さんが私の顔に書いた落書きは跡形もなく消えましたが。さて、烏頭さんの顔に書かれた落書きは消えるでしょうかねぇ。
楽しみです←
烏頭「うおい!これぜってぇ鬼灯が書いたんだろ!?」
鬼灯「知りません。」
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茅 - 絵上手いですね! 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか? (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
茅 - 謎の沈黙ターイム(バリトン)wwこれ、気に入りましたww (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます!え!本当ですか!?嬉しいです^^ありがとうございます! (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛紗 | 作成日時:2018年4月9日 17時