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北山side





藤「あとで二階堂くんにありがとうって言うんだよ?」




北「うん。」





頷いた俺。





今日だけは、太輔の家に泊まろう。




北「藤ヶ谷、文化祭の出し物どうなったのー?」




藤「お化け屋敷らしいよ」





北「在り来りだな!(笑)」






だよねー、と笑う太輔。









その横顔が懐かしくって




つい下向いてポロッと言葉をこぼした。




北「ほんとに、ありがとね、藤ヶ谷…」






藤「え、あぁ、うん。」








北「俺、怖くって…

離れてく感じがして…もし藤ヶ谷が他の人と、って考えたら、逃げたくなって…


いつかは近づかなきゃ行けないってわかってたのに…


ダメだった。」



苦笑いに近い笑いで、太輔に向き合った。





藤「俺こそだよ。


北山の気持ち考えずにあんな行動しちゃったから…」





ごめんね、と優しく呟いて、俺の頭をぽんぽんとした太輔。



あぁ、甘やかされる。




甘く、甘く心が溶かされてく感じ。




北「藤ヶ谷…」





藤「ん?」





静かな廊下。





歩くのは俺たちだけ。



我慢できそうにないから、1個だけワガママ聞いて欲しい。




北「…泣いていい?」





藤「思う存分。」



ふわっと腕を広げた太輔。



太輔の胸に飛び込んで、温もりに包まれながら、ボロボロと涙を流す。





先生にショックを受けたのも





太輔と仲直り出来たのも





いろんな意味を込めて。







藤「泣き虫だね(笑)」





北「うるさいっ…ぐすっ…」





太輔に背中をとんとんとされると、余計に涙が止まらなくなった。

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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時

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