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藤ヶ谷先輩の背中を追うようにして、俺も走り出した。
遠くの方で
玉「ガヤさんさえ俺が上手く誘導して
二階堂に合わせなければ…」
あまり言葉は聞こえなかったが、何かボソボソ言ってる様子だった。
だけどそんなこと気にせずに俺は、保健室へと走り出した。
北山先輩は、大丈夫だ。
これで、大丈夫…
なのに。
胸が苦しい。
北山先輩の笑顔が苦しい。
心臓が裂けるようにドキドキしてる。
ガヤ先輩なら北山先輩を、そう思ってるのに。
俺が…北山先輩に近づきたくなってしまう。
北山先輩を俺が助けていたら、北山先輩は…
…いや
考えるのはやめだ。
今は、ガヤ先輩に託して
*****
保健室に入ってったガヤ先輩を見て、
何故か目に涙が溜まっていた。
ガヤ先輩は、北山先輩の大切な人。
逆に北山先輩は、ガヤ先輩の、大切な人。
だから聞きます…
北山先輩
俺はもう、不必要…ですか?
ただの友達だったら、北山先輩と藤ヶ谷先輩の関係を素直に喜べてるはずなのに。
どこか、違う感情が浮かび上がってることに、
俺は気づいた。
ただそれが何なのか、到底分からない。
そう思った。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時