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二階堂side
教室を片っ端から当たった。
二「北山先輩の教室ってどこですかっ？！」
先輩「知らないな…ここのクラスじゃない」
二「ありがとうございます！」
廊下にいる、色白男。
…女子にキャーキャー言われてる…
二「玉森先輩、って人だ…」
女子がよく言ってる、人気な先輩。
誰でもいい、とりあえず目に付いたから、聞いてみよ…！
二「すみません、北山先輩の教室、分かりますか？！」
玉「…」
黙り込んだ玉森先輩って人。
二「…あのー…？」
玉「あぁ、一番奥の教室。」
そう言われて、俺は走り出した。
玉「ガヤさん、来てー」
たまたま耳に入った言葉。
遠くの方で、玉森先輩がガヤさんという人を呼び掛けた。
後ろを振り向くと、ガヤさん、と思われる人物。
何故か引き込まれるその人に、俺はつい立ち止まってガヤさんを見つめる。
一番奥の教室にヒントがあるのに。
『ガヤ』の言葉が引っかかった。
玉森先輩は、ガヤさんとやらとどっかへ行こうとしていた。
本能が、ガヤさんに行くな、と言ってる気がした。
俺は、なにかおかしい、と思い、玉森先輩の元へ戻った。
二「あのっ…」
玉「一番奥の教室だよ？」
早く行きなよ、という表情で俺を見つめる玉森先輩。
それは、分かってる…でも何か…
藤「ん？俺らの教室に、何か、用？」
ガヤさんが反応した。
二「北山先輩…についてなんですけど…
親しi… 藤「北山っ？！北山が、どうしたんだっ？！」
親しい人、そう言い切る前に遮られた。
ガヤ先輩は、俺の肩をガシッと掴む。
突然のことで驚いたが、俺は直ぐに答えた。
二「保健室に居ます…！
今、多分すごく危ない状態で…！
今すぐ、向かってくださいっ！」
藤「分かったっ…！ありがとう！！」
北山先輩が大切にしてる人。
この人だ、そう確信づいた。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです！作者の人物構成がとても面白いですね〜！楽しみに待ってます！応援してます。 (2022年3月13日 10時) (
レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです！ (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉森海叶 | 作成日時：2019年1月5日 18時
