お金？愛？ F×K ４

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Kside


あぁ、まただ、

また来てしまった。


北「っ…」


男「懐かしい？おうち。」


北「もう、やめてください」


男「ん？」


北「何も誰にも言いませんから、逃がして下さい…」


男「北山くんは、ここから逃げたいの？」


こくこく、と勢いよく頷いた。

もう嫌だ、

思い出したくない


誰に守られなくてもいい、

自分で、自分を守りたい。


男「俺はね、いつも行為後に俺に隠すように泣き崩れてる北山くんが好きだった。」

なんでそのこと、

男「抵抗されればされるほど

自分が無理に押さえつけているって思うほど

興奮するんだよ…？」


北「ゃ、」


北「やだっ、助けてっ…」


北「助けてっ…！！！」


男「煩いな、」


右腕に鋭い痛みが走る。

男に力強く右腕を握られている。


北「…やだ、やだっ…」


浮かんでくる藤ヶ谷の顔。

思い出したくない、
助けて、
もう二度とあんな経験したくない

ぐちゃぐちゃ入り交じって、感情が溶けていく。








抵抗しても、無駄だ…








男「北山くん、全部忘れよう？」


男はニッコリ微笑んで、俺は部屋に吸い込まれるように入って行った。

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