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Ｔside
いつの話だっけなぁ、
そうだ、ガヤさんと北山の、キスを見かけた日。
俺は2人のあとを、追っていたんだ。
見ていても辛いだけなのに、いつもフラフラと二人のあとをつけていた。
そしたら前方にサラリーマンの男が見えたが、どうにも歩き方が怪しい。
コソコソしていて、ふと思った。
北山の何かを知っている人では、と。
その男の後を追って、通り過ぎて顔を確認しようと思った時だった。
玉「あっ…」
その男の顔を見た瞬間、
その目を見た瞬間、
俺の何かが反応した。
そして気づいた時には話しかけていた。
玉「北山くんに何か用ですか」
男は驚いたようにこちらを見たが、俺の目を見るとニコリと笑った。
男「君…」
玉「大丈夫です、僕は北山くんの隣の子を追っているだけなんで。」
男「そっか、あのね…」
男が話した内容で、全てのパズルのピースが埋まった。
何故ガヤさんが北山にあんなに執着するのか
何故北山は何かに怯えた目をしているのか
その瞬間、俺の2人への復讐の道筋がちゃんと作られた。
玉「隣にいる子が藤ヶ谷太輔。
北山くんの彼氏です。」
男「彼氏…ね…」
玉「藤ヶ谷くんの住所を教えておきます。
脅す時にだけ使ってください。
でも、藤ヶ谷くんには一切手を出さないでください。」
その条件を提案し、
頷いた男に俺は紙を渡した。
玉「北山くんは藤ヶ谷くん思いなんで、絶対に脅せば言うこと聞きます。」
男「ありがとう。」
ざまあみろ、北山。
早く、早く壊れて、
俺の、俺のガヤさんに…
男「君さ
面白い子だね」
玉「ふふ、そうですか？」
男「藤ヶ谷くんと上手くいくといいね」
玉「上手くいかせます、
絶対に、振り向かせてみせる…」
こうして俺は、確信した勝ちの演出に
帰り道笑みは止まらなかった。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです！作者の人物構成がとても面白いですね〜！楽しみに待ってます！応援してます。 (2022年3月13日 10時) (
レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです！ (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉森海叶 | 作成日時：2019年1月5日 18時
