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二階堂side
文化祭と掲げられてる文字を背中に、はしゃぐ俺らのクラス。
今は準備の時間だけど、早めに終わったら俺らは外に出て仲良く写真とったりしてた。
友達「写真撮るぞー、二階堂!」
二「はーい、今行くよ!」
友達のほうへと走ったその時。
友達の真横を通り過ぎた2人に、ふと足が止まった。
二「きたやま、せんぱい…」
荷物を沢山持ってる北山先輩と、両手に何も持ってない、あの先輩。
北「ちょ、重たいって半分持てよ!」
藤「おねだりしてくれたらいーよー」
北「バカバカ!早く!!」
ついあの日がフラッシュバックした。
俺が藤ヶ谷先輩の背中を保健室に見送ったあとの話。
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保健室の扉が閉まった。
二「かえ、るか。」
カバンを持ち、動こうとした足が、ふと止まった。
あれ、と空笑いをうかべる。
目の前が滲んでいく。
自然とかみ締めていた下唇。
なんで泣いてるんだろ、俺。
二「花粉症だったっけなっ…」
中から微かに聞こえる声。
ただならぬ何かを感じて、俺はその場を立ち去った。
だけど、保健室の出入口が見える階段の手前で、また足は止まる。
何を思ったのか、1歩も動かない足。
もしかして、俺…
もう少しで分かりそう。
その時だった。
保健室の扉が開いたのは
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時