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「あー、美味しかった〜!」
「伏黒のたまごサンドもうまかったよな!」
ホクホク顔でお腹をさする釘崎と虎杖にそう聞かれ、伏黒は相槌を打つ。
そんな可愛い生徒たちを見てニコニコのAはサッと伝票をレジに持っていき、お会計を済ませた。
「え、先生ありがとう!ゴチになります!デザートは俺が払うよ!」
「きゃー!もうA先生大好き!!今度のカフェ巡りは私奢ります!」
「A先生、おご馳走です。次は俺が払うんで。」
「ふふ、気にしないで。たまには先生にもカッコつけさせて?」
カードを取り出しながらぱちん、とウインクを飛ばす。
先生最高、と騒ぎまくる釘崎と虎杖を伏黒に任せ、先に外で待ってて、と三人を店外に出すと、Aはレジを担当していた安室に声をかけた。
「勘違いだったらごめんなさい。……もしかしてだけど、ゼロ?」
「……はは、人違いだと思いますよ。僕は安室透といいます。」
言葉には詰まったが、なおも営業スマイルの安室。
人違いを謝ったもののまだ疑いの目線を送り、Aはまた来ます、と挨拶をしてドアに手をかけた。
「はい、ぜひまた。」
「……!」
瞬間、彼女の持つショルダーバッグのポケットに、彼がなにかメモ帳のような小さな紙を差し込んだ。
「……A、久しぶり。元気そうで良かった。」
安室……いや、降谷はAの長い髪の毛を少し捲り、彼女の耳元で小さくそう呟いた。
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スコッチ大好き - 更新待ってます。続きが気になります (2月12日 16時) (レス) id: b5263111cf (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - しつこいですが更新待ってます〜頑張ってください! (2022年10月29日 12時) (レス) @page16 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - こんばんは!!更新待ってます!!応援してます (2022年10月16日 20時) (レス) @page16 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャンパスロング | 作成日時:2022年9月23日 14時