16 ページ17
フジside
席替えで隣になったAちゃん。最初は静かそうな子だな、としか思っていなかった。でも、キヨからうっしーとくっつけたいという話を聞いて協力していくうちにどんどんとってもいい子な事が分かって仲良くなれた
席が隣になってからはそれとなくうっしーに関する話をしてみたんだけど、分かりやすく顔を赤くしたり興味を持っていて。すごく素直な性格だし、うっしーとお似合いだと思うし俺も2人をくっつけたいなと思った
でも、俺にできることってなんだろう?……そうだ!!!!
・
文化祭が終わり、打ち上げも終わった夜………
ベッドの上でゴロゴロしているとキヨとレトさんからグループ通話の誘いが来た
「もしもし〜?」
「フジ!お前ほんとナイスだわ!!」
ピックの件でキヨとレトさんから褒められ思わず嬉しくなる
Aちゃんがうっしーを好きなのは分かるけど、うっしーはどうなんだろうかと思っていて、普段一緒にいるけど恋バナとかしないしうっしーに聞いても話してくれないだろうと思ってカマをかけてみて正解だった
「あれで確信したけど、うっしーもAちゃんのこと好きだよね?」
「絶対そう!」
「じゃあ尚更早くくっつけねぇとな!」
よし!もっと色々やって2人をくっつけれるように頑張るぞ!!!
・
牛沢side
「おーし、小テスト返すぞ〜」
ざわつく教室。それもそのはず。今回の古文の小テストはめちゃくちゃ難しくてみんな絶望していたからだ
「げ、」
やっば、俺これテストじゃ赤点じゃん………
確か冬休みに追試になればわざわざ学校に来なきゃ行けないんだよな…
「んだようっしー赤点じゃん!」
「うるせぇなお前何点だよ」
後ろから声をかけてきたキヨは自慢げに『80』の数字を指さす。腹立つな
「俺ほんと古文嫌いだわァ…」
「じゃあAに教えてもらえば?A古文90らしいし。ほら」
キヨが指を指す方を見るとキラキラした目でフジが「すごいすごい!」とAを褒めていた。テスト用紙には『90』とかかれていて、どうやら本当の様だ
勉強教えてもらえば今よりもっと仲良くなれんじゃね?だなんて下心の様な気持ちを若干持ちつつ、Aの元へ歩いてく
「A」
「は、はいっ!」
突然声をかけたから驚くA
「あのさ、古文教えてくれない?俺苦手でさ…」
「うん!勿論いいよ、!」
こうして二人で勉強会をすることになった
54人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こっぺ | 作成日時:2022年10月4日 14時