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『よ〜し!美味しいご飯作ってあげるからね!』
デュ「A先輩が作るんですか?」
『その目はなに?』
隣で不信そうに見つめてくるデュースくんを小突く
普段は食堂が多いけれど休日は厨房を使ったりする
イデアなんか偏食だから変な言い方だけど
たまにご飯を食べさせるのだ
『味は保証するからね』
そう言うとユウちゃんが楽しみです、と笑う
エース「え〜俺もA先輩のご飯食べたいな〜」
デュ「ぼ、僕も!」
『じゃあご飯だけ一緒に食べる?』
デュ「えっ良いんですか」
エース「やったァ〜!」
『いいかな?ユウちゃん』
ユウ「はい、女子会はその後しましょう!」
『そうだね』
ユウちゃん達と話し合って明後日の放課後にオンボロ寮へお邪魔する、という予定で話は終わった。
女の子と学園生活をすることはもうないと思ってた私は大満足。
夢の女子会だ…と、ユウちゃん達と別れた後
ウキウキ気分で寮に戻る
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イグニハイド寮
ドアをノックして寮長室兼イデアの自室に静かに入る
イデ「……遅い」
薄暗い部屋の中、
こちらを振り返りもせずに不満の声を発する。
言い訳をしようと思ったけれど声色からして今日は何だか不機嫌だ
何より部屋にオルトも居ないし、答えはひとつ
座っている椅子の後ろに立つと
くるりと椅子ごと こちらに向いてくれた
イデ「…早く」
急かす様な物言いに、
ユウちゃん達と少し長く話しすぎたかな?と考える
いや、他のことを考えてる場合じゃない
目の前にはいつもにも増して負のオーラを放つイデアの姿
こういう日は、学校でいつもより嫌なことがあったか、ゲーム関連で何か失敗したか、それとも研究関連か、あとは……
『わぁっ、』
突然、スっと手が伸びてきて腰を引き寄せられる
イデ「…早くしてって言ってるよね」
『ごめん…』
そのまま引かれて膝の上に座る形になる
顔を覗き込むと、
先程の口調とは反対にやっぱり元気が無さそうだ
『どうしたの?』
無理に話さなくてもいいけど、と付け足して反応を待つ
イデ「…なんでもない」
少ししてボソボソと返事が返ってきた
『そっか…』
話したくないみたいだ
今回のしょんぼりイデアの原因は分からないけど
辛いなら全力で癒してあげなければいけない
これが私の役目でもある
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脳(プロフ) - モチモチnana.さん» コメントありがとうございます!少しずつですが更新再開しようと思うのでよろしくお願いします〜! (2021年9月21日 0時) (レス) id: b181aeeb71 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチnana.(プロフ) - 面白かったです!更新待ってます´`* (2021年8月20日 23時) (レス) id: b16ecd2175 (このIDを非表示/違反報告)
脳(プロフ) - 闇猫さん» うわー!!ありがとうございます(^^) (2021年1月13日 17時) (レス) id: b181aeeb71 (このIDを非表示/違反報告)
闇猫 - 面白いです! (2020年12月18日 17時) (レス) id: 41a8401c93 (このIDを非表示/違反報告)
脳(プロフ) - れおさん» れおさんありがとうございます!そうですね…イデアの小説増えてほしいです^^;あまり速いペースでは更新できませんが温かく見守っていて頂ければと思います! (2020年10月9日 20時) (レス) id: b181aeeb71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:脳 | 作成日時:2020年10月4日 23時