君色パレット (ページ45)

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「……なんもないない！」

今の私はそういうことしか出来なかった。

みんなにはまだ秘密。

ちゃんと告白して気持ちを伝えてから

みんなに何があったか伝える。

そう決めた。

だから、

もう少し待っててください。

「絶対なんかあったやん」と文句を言いながら

みんな各々の活動をし始める。

玲「決めたの？」

「え？」

玲「顔見たらわかったよ」

「そっか……」

玲於くんにはバレバレなんだ。

凄いなぁ。

玲「頑張れよ」

「ありがとう」

塩だけど本当はとっても心が暖かくて

優しい人。

それが玲於くん。

本当にありがとう。

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ツアーのファイナルは明日だけど

みんな今日は亜嵐くんの誕生日だからか

少しみんなワクワクしているのが分かった。

今日は私は関係者席からゆっくり

見させてもらうことになっている。

なんだかんだ言って

全部通してみるのは今回ではじめてだ。

「楽しみ」