9話 ページ10
ロック「さあさ、お嬢さん、君もホグワーツでしょう？この本をあげよう。」
ロックハートはそう言い、Aがさっき買ったたくさんの本と同じものを渡した。
貴「いや、大丈夫です。私先ほど自分で...」
ロック「そんなに遠慮しなくても大丈夫ですよ！それとも私のサインが入った本がよろしいのですか？心配ご無用、全てにサインをしてあります！」
貴「あぁ、ありがとうございます...」
Aはロックハートとまともに話をすることを諦めおとなしく本を受け取った。
人垣が拍手をし、ロックハートは満足げにスマイルをしていた。
貴「あの、ホグワーツで会うのを楽しみにしています。では私はこれで...」
Aはこのままではらちが明かないと、さっさとその場を離れた。
人混みを掻き分けてやっとのことでハリーたちのところにたどり着いた。
貴「ドラコ！久しぶりね！」
ド「A！久しぶりだな！」
ドラコの表情がハリーたちに向けているものとはうって変わってにこやかなものになった。
貴「みんなどうしたの？何かもめているみたいだけど」
Aは、ドラコの後ろでアーサーとドラコの父親らしき人がもめているのを覗きこんで言った。
ド「いや、なんでもないんだ。
それより！紹介するよ、僕の父だ」
ドラコが父親の袖を引っ張りそう言った。
ド「父上、この前話したAです」
ドラコの父親はアーサーを一瞥したあとAのほうに向き直った。
ルシ「ｺﾞﾎﾝ、見苦しいところをお見せしてしまったね。ドラコの父、ルシウス・マルフォイです」
貴「こんにちは、ルシウスさん。A・フォーサイスです。」
ルシ「ドラコからよく話を聞いているよ。フォーサイス家の娘だろう、君のお父さんは友人だったんだ。またうちにでも遊びにおいで」
(お父さんと、お友達...)
貴「ありがとうございます。ぜひ」
ド「じゃあA、また学校で」
ドラコはルシウスと書店から去っていった。
(私、お父さんとお母さんのこと何も知らない。どんな学校生活送っていたか、どんなお友達がいたか、どんな生徒だったか...知りたいな)
ロン「けっ、マルフォイたちAの前では猫かぶってやがる！
A！あいつらに騙されるなよ！」
最後の言葉はAに言った。
貴「ん？騙されないよー。あ、ロン教科書まだ買ってない？よかったらこれもらってくれないかな」
Aはロックハートのサイン入りの教科書をロンに渡した。
その後、残りの夏休みはあっけなく終わった。
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
