45話 ページ46
リドルはハリーの杖で空中に文字を書いた。
TOM MARVOLO RIDDLE
もう一度杖を一振りすると、文字が並び方を変えた。
I AM LORD VOLDEMORT
(わたしはヴォルデモート卿だ…)
リ「汚らわしいマグルの父親の姓をいつまでも使うと思うかい？僕は知っていた。僕が世界一偉大な魔法使いになる日が来ることを！」
ハリ「違うな、君は世界一偉大な魔法使いじゃない。世界一偉大な魔法使いはアルバス・ダンブルドアだ」
すると天井に真紅の鳥が姿を現した。長い金色の尾羽を輝かせ、ボロボロの包みをつかんでいる。
ハリ「フォークス！」
運んできたものをハリーの足元に落とし、ハリーの肩にずしりと止まった。組み分け帽子を持ってきたようだ。
リ「ダンブルドアが味方に送ってきたのはそんなものか！鳥に古帽子じゃないか！」
リドルは高笑いをしている。
リ「ハリー、本題に入ろうか。君はどうやって生き残った？」
ハリ「君が僕を殺すのを母が食い止めたんだ」
リ「そうか、母親が君を救うために死んだ。それは呪いに対する強力な反対呪文だ。結局君自身には特別なものは何もないわけだ。それだけわかれば十分だ」
リドルは石像の顔を見上げ口を開いた。シューシューという音が聞こえる。
Aはハリーを見る。ハリーの顔は恐怖で打ちのめされているようだ。
石像の口はだんだん広がっていき、大きな黒い穴になった。
何かが奥の方から這い出てくる。
ハリーがAの手を握り後ずさる。
ハリ「A目をつぶって！」
2人が目を固く閉じるとフォークスが飛び立った。
何か巨大なものが石の床に落ちるのがわかった。バジリスクだろう。
リドルの低いシューッという声が聞こえて来ると、バジリスクが近づいてきた。
Aはハリーの手を引き、手探りで走って逃げようとした。
ハリーがつまずくと2人は倒れてしまった。
真上でシャーッシャーッという大きな音がして、2人は壁に打ち付けられた。
Aは毒牙が体に刺さるのを覚悟したが、狂ったようなシューシューという音と、何かがのたうち回って柱を叩きつけている音が聞こえた。
Aは思わず目を開いてしまった。
巨大な蛇が狂ったように空を噛んでいる。
(フォークス！)
フォークスがバジリスクの周りを飛び回り、急降下した。嘴が何かを突き刺したようだ。どす黒い血が吹き出した。
バジリスクの両目は潰れていた。
(見ることができるなら、もう怖くない！！)
Aは落ちている組み分け帽子を見た。
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
