44話 ページ45
ハリーはその蛇の彫刻に向かってシューシューというように言った。
すると、驚くことに蛇が分かれ壁が開いた。2人は中に足を踏み入れた。
至るところに蛇の彫刻がある。
2人はジニーを探した。
貴「ハリー！あそこ！」
Aは小さな声で、巨大な石像の下に横たわっている赤毛の女の子を指さした。
2人は駆け寄り、膝をついて名前を呼んだ。
貴「ジニー！」
ハリ「ジニー！死んじゃだめだ！」
ジニーの顔は白く冷たかった。
貴「ジニー、お願い、目を覚まして…」
？「その子は目を覚ましはしない」
物静かな声がした。
貴「誰！？」
見知らぬ男の人が立っていた。16歳くらいだろうか。
ハリ「トム・リドル？」
(トム・リドル…？
ハリーの持っていた日記の持ち主？てことは50年前の人物よね…？)
ハリ「君はゴーストなの？」
リ「記憶だよ。日記の中に50年間残されていた記憶だ」
リドルは石像の足元を指さした。日記がある。
ハリ「トム、助けてくれないか。バジリスクがいるんだ」
日記を怪異に思いながらもハリーはリドルに言った。
(この人は信じられる人なの…？)
Aはジニーに駆け寄ったときに横に置いたはずの杖を手に取ろうとした。しかしそこには杖がなかった。
貴「ハリー、杖が…」
ハリーもあたりを探していた。視線を上げるとリドルが杖を2本持っていた。
ハリ「杖をよこして、必要になるかもしれないんだ」
リ「君には必要にはならないよ」
ハリ「どういうこと？」
リ「僕はこのときをずっと待っていたんだ、ハリーポッター」
貴「あなた、ジニーに一体何をしたの？」
Aはキッとリドルを睨みつける。
リ「ジニーがこうなった原因は、目に見えない人物に心を開き自分の秘密を洗いざらい打ち明けたことだ。
僕に心を打ち明けることで、自分の魂を僕に注ぎ込んだ。十分に力が満ちたとき、僕の魂をおチビちゃんに注ぎ込みはじめた…」
リ「まだ気づかないのかい？」
リドルは黙っている2人を見た。
リ「ジニー・ウィーズリーが秘密の部屋を開けたのさ。
この子の命はもうあまり残されていない。あまりにもこの日記に注ぎ込んでしまった。おかげで僕はついに日記を抜け出すまでになった」
2人はつばを飲み込んだ。
ハリ「それじゃ、どうして僕に会いたかったんだ？」
リ「僕は君に聞きたいことがある。これと言って特別な魔力を持たない赤ん坊が、偉大な魔法使いをどうやって破った？」
ハリ「なぜ君が気にする？」
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
