42話 ページ43
ハリ「先生、逃げ出すっておっしゃるんですか？本に書いてあるように、あんなにいろいろなことをなさった先生が？」
ロック「本は誤解を招く」
ロックハートは微妙な言い方をした。
ロック「ちょっと考えればわかることだ。私の本があんなに売れるのは、中に書かれていることを全部私がやったと思うからでね…」
貴「それでは…先生は他の人がやった仕事を自分の手柄になさっていたんですか？」
Aは信じられないというように言った。
ロック「A、そんな単純なものではない。そういう人を探し出し、どうやって仕事をやり遂げたのか聞き出す。それから忘却術をかける」
ロックハートが振り返り杖を向け、呪文を唱えようとしてきた。Aはそれよりも早く杖をロックハートに向けた。
貴「エクスペリアームス！」
ロンがロックハートの杖をキャッチし外に投げた。
ロックハートはまた弱々しくなった。
ロック「私に何をしろと言うのかね？秘密の部屋がどこにあるのかも知らない」
ハリ「僕たちはそのありかを知っていると思う。さぁ行こう」
ハリーはロックハートに杖を突きつけて立たせながら言った。
嘆きのマートルの女子トイレに行くと、マートルが一番奥の小部屋のトイレの水槽に座っていた。
マ「あら、あんただったの。今度はなんの用？」
マートルはハリーを見て言った。
ハリ「君が死んだときの様子を聞きたいんだ」
マートルは説明をしてくれた。どうやって死んだのか、覚えているのは大きな黄色い目玉を2つ見たということだけだった。
ハリ「その目玉、正確に言うとどこで見たの？」
マートルは手洗い台のあたりを指さした。
Aは手洗い台をぐるりと調べた。
貴「！
ハリー、この蛇口に引っ掻いたようなヘビの形が彫ってあるわ」
ロン「ハリー、何かを蛇語で言ってみろよ」
ハリ「でも………開け」
ハリーは彫物を見つめ声にした。
ロン「普通の言葉だよ」
貴「ハリー、本物のヘビだと思いこんで」
ハリ「――――」
ハリーの言葉は聞き取れず、シューシューと言う音が聞こえた。
次の瞬間、手洗い台が動き出し沈み込んで、人が一人滑り込めるくらいの太いパイプがむき出しになった。
ハリ「僕はここを降りて行く」
ロン「僕も行く」
貴「もちろん私も」
ロック「私は必要ないようですね！ではこれで…」
ロックハートがドアの取手に手をかけたが、ハリーとロンが同時に杖を向けた。
ロン「先に降りるんだ」
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
